2010年 - 2012年
月の自転軸のゆらぎを通して中心核の物性をしらべるための月面望遠鏡の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
月面に望遠鏡を設置して星を観測することによって、月の自転軸の揺らぎを通して、.月の内部を調べることができる。そのために、将来の月面着陸を想定して写真天頂筒(PZT)型小型望遠鏡を開発した。月面で観測する場合に問題となり得る大きな温度変化に対して、対物レンズに回折レンズを用いることによって、許容できる温度条件を大幅に緩和することができた。また、水平面の基準となる水銀面の振動は観測精度に大きく影響するので、面振動の最小となる最適な水銀皿を開発しその影響を補償する。
- ID情報
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- 課題番号 : 22340128
- 体系的課題番号 : JP22340128