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2014年5月15日

60GHz帯無線LANを用いた2.4GHz帯無線LANスループット改善のための一検討 (モバイルネットワークとアプリケーション)

電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
  • 山田 太郎
  • ,
  • 西尾 理志
  • ,
  • 守倉 正博
  • ,
  • 山本 高至

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開始ページ
7
終了ページ
12
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

近年,無線LAN対応の端末は日々増加しており,その多くが2.4GHzを用いた通信するため帯域の逼迫が懸念される.無線LANではAPを介した通信が一般的で,APとの距離が遠い端末は低伝送レートで通信する.低伝送レート端末の存在によりシステムスループットが低下するためさらに帯域が逼迫する.近々,新たな帯域として60GHz帯を利用可能になる.しかし,60GHz対応の端末の普及には時間がかかり,依然として2.4GHz帯の逼迫は続く.本稿では,60GHz帯対応の端末を用いた中継通信により,低伝送レート端末の伝送レートを改善し,2.4GHz帯のスループットを改善する方式を提案する.60GHz帯は広帯域を用いたGbit/s級の通信が可能であり,APと中継端末間のボトルネックが生じないという利点がる.一方,60GHz帯は通信距離が10m程度と短く,中継による2.4GHz帯端末の伝送レート改善が制限される.そこで本稿では,60GHz帯での通信距離を伸ばすため,上りと下りの通信の帯域が異なる非対称な無線LANシステムを提案し,初期検討を行う.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009902402
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12618946
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025514144
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009902402
  • CiNii Books ID : AA12618946

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