MISC

2010年10月20日

分散アンテナシステムにおけるシャプレイ値を用いた伝送レート配分の検討

電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 : IEICE technical report
  • 上田 啓喜
  • ,
  • 山本 高至
  • ,
  • 村田 英一
  • ,
  • 吉田 進

110
252
開始ページ
117
終了ページ
120
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

将来的な可能性の議論として,分散アンテナシステムにおいて複数の通信オペレータが連携し,全てのアンテナを用いた連携送信を行えば更なる伝送容量の拡大が期待される.本稿ではダウンリンクにおけるオペレータ間のアンテナ連携送信が想定され,連携により増加する容量が各オペレータへ配分されるとした場合について,初期検討としてオペレータによる新規アンテナ設置方法について検討されている.この検討は,複数の事業者が単一の分散アンテナシステムを構築する状況とも捉えることができる.各オペレータの得る容量配分は提携形ゲームのシャプレイ値を元に算出されるとし,各オペレータが自己に配分される容量を最大化するよう新規送信アンテナを設置する状況が数値評価されている.その結果,各オペレータが新規アンテナを順次設置していく場合,設置の順番に関わらず大きな差はないことが明らかにされている.また,あるオペレータが容量を最大化するように新規アンテナを設置する場合,他のオペレータに配分される容量もまた増加しうることが明らかにされている.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008106177
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12041066
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/10881901
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110008106177
  • CiNii Books ID : AA12041066

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