2015年7月
構造化した画像所見と臨床情報を統合した肺結節CT画像データベースの構築
MEDICAL IMAGING TECHNOLOGY
- 巻
- 33
- 号
- Suppl.
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 9
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本医用画像工学会
医用画像処理の研究開発を進める上で、画像情報が臨床情報と紐づいて整理統合された大規模なデータベースが必要不可欠である。我々は、肺結節を対象として医用画像、構造化レポート、臨床情報の全てが統合された1000症例を越えるデータベースを構築した。本データベースには、1)thin sliceのCTの画像データ、2)2名の専門医の合議によって付与された40項目の構造化された画像所見、3)38項目の臨床情報、4)確定診断名、5)結節の位置情報が全症例において付与されている。本データベースは、コンピュータ支援画像診断システムの研究開発に活用されている。本発表では、本データベースの詳細と構築における取り組みを紹介すると共に、症例データベースの活用法と今後の展望について述べる。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0288-450X
- 医中誌Web ID : 2016176755