2016年7月 - 2019年3月
革新的拡散MRI技術、神経突起イメージングによるパーキンソン病の病態解明
文部科学省 科学研究費補助金(若手(B)) 若手研究(B)
拡散MRIによる神経突起イメージングがパーキンソン病(PD)の大脳灰白質変性を鋭敏に検出し、灰白質の神経突起密度や神経突起配向を反映する定量値が運動症状と良く相関することを示した。さらに変性領域は剖検脳の病理進展ステージと良く一致した。拡散MRIによる最先端の脳内ネットワーク解析を用いると、従来法より鋭敏にパーキンソン病における皮質基底核ネットワークの変性を検出できることを報告した。神経突起イメージングを用いてパーキンソン病の運動症状の主因である黒質線条体神経路変性のin vivo評価が可能であることを報告した。以上の研究結果より、PD病理変化の検出に神経突起イメージングは有用と考えられる。
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- 課題番号 : 16K19854
- 体系的課題番号 : JP16K19854