2014年8月 - 2016年3月
ドパミントランスポーターイメージングと次世代MRIによるパーキンソン病の病態解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
パーキンソン病(PD)を対象として、黒質線条体ドパミン神経評価のゴールデンスタンダードであるDAT-SPECTと種々のMRI技術による評価を行った。その結果、PD及びレビー小体型認知症の診断には磁化率強調像によるnigrosome-1評価が有用で、DAT-SPECTと同様の正診率を示した。新たな拡散MRI解析NODDIでは、被殻におけるOrientation Dispersion(OD)とDAT-SPECTの半定量値specific binding ratioが良く相関した。ODは神経突起配向の程度を反映する定量値であり、被殻における黒質ドパミン神経終末の変性を評価しうる。
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- 課題番号 : 26893266
- 体系的課題番号 : JP26893266