2015年3月
日本短角種肥育牛への圧砕稲わら給与が血液成分および産肉性に及ぼす影響
東北農業研究センター研究報告
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- 巻
- 号
- 117
- 開始ページ
- 45
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 東北農業研究センター
汎用コンバインの脱穀機能により稲の穂先から茎まで圧砕された稲わら(圧砕稲わら)は自脱コンバインから排出された稲わらよりも短時間で乾燥する。このため、天候不順により調製が難しかった地域においても有効な粗飼料としての供給が可能と考えられる。しかし、圧砕稲わらを家畜に給与した研究はこれまで行われていない。そこで、本研究では広く普及している乾燥稲わらと圧砕稲わらを用い、乾燥処理の違いが飼料成分に及ぼす影響と、肥育期の日本短角種去勢牛に給与した際の血液性状や産肉性に及ぼす影響について比較検討した。稲わら中の一般成分については乾燥処理の違いによる有意な差は認められなかった。圧砕稲わら中のビタミンE含量は乾燥稲わらに比べて処理直後で高く、貯蔵30日以降は両稲わらとも低いレベルで推移した。また、乾燥稲わら区および圧砕稲わら区の血漿中ビタミンE濃度については、試験期間中の推移に有意差は認められなかった。血漿中の代謝産物では、圧砕稲わら区の遊離脂肪酸濃度が給与後30、90および120日において乾燥稲わら区に比べて低い値(P
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1347-3379
- J-Global ID : 201502203689860360
- CiNii Articles ID : 120005865728
- CiNii Books ID : AA11655277
- identifiers.cinii_nr_id : 9000006917085