2012年2月
習慣性いびき症を有する片側性唇顎口蓋裂児の顎顔面形態と気道形態(第2報) 習慣性いびき症を有する非裂児との比較
Orthodontic Waves-Japanese Edition
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- 巻
- 71
- 号
- 1
- 開始ページ
- 14
- 終了ページ
- 23
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本矯正歯科学会
習慣性いびき症の片側性唇顎口蓋裂(UCLP)児の顎顔面形態と気道形態の特徴を詳細に検討した。習慣性いびき症のUCLP児(UCLPいびき群)、習慣性いびき症の非裂児(非裂児いびき群)、いびき症のない健常児、各12名の側面頭部エックス線規格写真を資料とし、Downs-Northwestern法とRicketts法の34項目にわたる顎顔面骨格形態と、5項目の気道形態に関する計測を行った。その結果、UCLPいびき群では非裂児いびき群に比して上下顎骨の歯槽基底の後退、上顎骨前後径の短縮がみられ、鼻咽頭気道と口腔咽頭気道の前後径が有意に短かった。習慣性いびき症のUCLP児は習慣性いびき症の非裂児とは異なる特徴を有しており、より重度の閉塞性呼吸障害のリスクを持つことが示唆された。
- ID情報
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- ISSN : 1349-0303
- 医中誌Web ID : 2012188978