共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2023年3月

環境犯罪における修復的正義の研究 水俣地域を事例に挙げて

日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費  特別研究員奨励費

課題番号
20J00091
体系的課題番号
JP20J00091
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

本年度は、環境犯罪における修復的正義実践のケーススタディを行った。第一に、昨年度に水俣で収集したインタビュー調査記録を分析をすることで、水俣病患者の高齢化が進むなかで、次世代に被害者の声を伝える活動の意義を明らかにした。成果については、2021年6月のオンラインシンポジウムEnvironmental restorative justice: A new justice framework for preventingで報告した。また、同内容をもとに英語論文を作成し、The International Journal of Restorative Justiceに投稿し、現在は査読中である。
第二に、水俣地域で活動する「本願の会」の活動のケーススタディを行い、環境犯罪における修復的正義における非言語的なコミュニケーション導入の可能性を提起するために、2021年6月のオンラインシンポジウムRestorative Justice Over Distance Virtual Symposiumで報告を行った。
第三に、水俣病患者が語る「モノにも魂が宿る」というアニミズムの発想を、英語圏に伝えるための教育素材として宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」を取り上げて分析を行った。成果については、Asian Criminological Society Conferenceで報告を行った。また、同内容をもとに英語論文を作成し、英語論文集へ投稿し、査読中である。
以上の研究成果に加えて、英語圏での環境犯罪における修復的正義の研究状況を、日本の研究者コミュニティに還元するために、日本語論文「犯罪化か、修復的正義(restorative justice)か? 環境問題における刑事司法の役割の再検討 」を執筆し、『高橋則夫先生古稀祝賀論文集 』の掲載論文として出版された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20J00091
ID情報
  • 課題番号 : 20J00091
  • 体系的課題番号 : JP20J00091

この研究課題の成果一覧

論文

  6

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  11