2020年4月 - 2024年3月
社会福祉士養成教育における客観的臨床能力試験(OSCE)普及モデルの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、著者らが開発したOSCE(以下、社会福祉士OSCEとする)モデルを相談援助実習で実施し、もたらす効果の検証を通じ、OSCEモデルを改善し多くの社会福祉士養成教育で利用できる社会福祉OSCE普及モデルの開発と実証を行うことにある。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行継続に伴い、①3試験項目による「社会福祉士OSCE」を同時開催を接触感染対策の観点から見送り、「インテーク面接」「実習日誌記載・提出」に外部評価者を加えた体制で評価者研修を実施の上で、ICTを用いて実施した。さらに、「アセスメント報告」は別日に内部教員のみで実施した。対面によらない運営は、今後の普及モデル開発において重要な一歩となった。②インテーク面接の試験事例は、今日の社会福祉士の実践状況の聴き取りをふまえ、「コロナ禍で生じる生活上の課題を抱えたクライエント」の事例開発を行った。③「アセスメント報告」の試験事例は、当初予定より平易な事例開発を行った。
一方、④「OSCEがもたらす効果に関する実習指導者へのインタビュー調査」、「社会福祉士OSCEadvance」は見送った。それらに変え⑤臨床参加型実習の実施経験調査、⑥本試験項目を加えた社会福祉士OSCEに対する評価として学生アンケート調査をOSCE時、実習終了時に行った。さらに、⑦新カリキュラムのソーシャルワーク実習(社福)の教育目標に対する現在の相談援助実習の内容評価を実習指導経験を有する実習指導者15名を対象に行い、面接、アセスメント、実習日誌は、今後の教育目標に含まれており、かつ今後の到達目標として実施可能との認識を確認した。これら一連の取り組みと評価を通じ、新カリキュラムでも社会福祉士OSCEでの試験項目を含む必要性を確認するとともに、対面によらない社会福祉士OSCE開発としてインテーク面接の評価・運営上の課題を明らかにした。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行継続に伴い、①3試験項目による「社会福祉士OSCE」を同時開催を接触感染対策の観点から見送り、「インテーク面接」「実習日誌記載・提出」に外部評価者を加えた体制で評価者研修を実施の上で、ICTを用いて実施した。さらに、「アセスメント報告」は別日に内部教員のみで実施した。対面によらない運営は、今後の普及モデル開発において重要な一歩となった。②インテーク面接の試験事例は、今日の社会福祉士の実践状況の聴き取りをふまえ、「コロナ禍で生じる生活上の課題を抱えたクライエント」の事例開発を行った。③「アセスメント報告」の試験事例は、当初予定より平易な事例開発を行った。
一方、④「OSCEがもたらす効果に関する実習指導者へのインタビュー調査」、「社会福祉士OSCEadvance」は見送った。それらに変え⑤臨床参加型実習の実施経験調査、⑥本試験項目を加えた社会福祉士OSCEに対する評価として学生アンケート調査をOSCE時、実習終了時に行った。さらに、⑦新カリキュラムのソーシャルワーク実習(社福)の教育目標に対する現在の相談援助実習の内容評価を実習指導経験を有する実習指導者15名を対象に行い、面接、アセスメント、実習日誌は、今後の教育目標に含まれており、かつ今後の到達目標として実施可能との認識を確認した。これら一連の取り組みと評価を通じ、新カリキュラムでも社会福祉士OSCEでの試験項目を含む必要性を確認するとともに、対面によらない社会福祉士OSCE開発としてインテーク面接の評価・運営上の課題を明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 20K02242
- 体系的課題番号 : JP20K02242