書籍等出版物

2021年3月20日

歴史のなかの仏教

  • 斎藤信行
  • ,
  • 北畠浄光
  • ,
  • 宇治和貴
  • ,
  • 岸本伸一
  • ,
  • 井之上大輔
  • ,
  • 伊東正悟
  • ,
  • 池田智文
  • ,
  • 近藤俊太郎

担当区分
共著
担当範囲
戦時下本願寺の聖典削除と皇国宗教化
出版者・発行元
永田文昌堂
総ページ数
338
担当ページ
285-328
記述言語
日本語
著書種別
学術書
DOI
ISBN
9784816240577

本書は、日本における仏教の歴史的展開を辿った論考を編んだ論文集である。近藤は「戦時下本願寺の聖典削除と皇国宗教化」と題する原稿を執筆し、真宗本願寺派で1940年におこった「聖典削除」問題を取り上げ、教団当局が推進した削除の背景と削除指示を契機として生じた論争を再構成し、論争の過程で真宗の皇国宗教化という課題が提起されたことに注目した。そして、真宗の皇国宗教化が戦時教学指導本部による活動のなかでどう実現したのかを追跡し、そうした立場が、変容する時局に対して宗教の積極性を打ち出そうとする姿勢によってもたらされたと論じた。

ID情報
  • ISBN : 9784816240577