論文

査読有り
2014年4月

JENDL-4.0の非分離共鳴データの自己遮蔽効果

Progress in Nuclear Science and Technology (Internet)
  • 今野 力
  • ,
  • 加藤 祥成*
  • ,
  • 高倉 耕祐
  • ,
  • 太田 雅之
  • ,
  • 落合 謙太郎
  • ,
  • 佐藤 聡

4
開始ページ
606
終了ページ
609
記述言語
英語
掲載種別

2007年の核データ国際会議で、自己遮蔽にかかわるJENDL-3.3の非分離共鳴データの問題を指摘した。今回、この非分離共鳴データの問題がJENDL-4.0でどのように変わったかを簡単なテスト計算で調べた。その結果、JENDL-3.3で見られた非分離共鳴データの上限エネルギー付近での中性子スペクトルの段差は解消されていることがわかった。一方、上限エネルギー付近の中性子束は、非分離共鳴による自己遮蔽効果で、JENDL-3.3を用いた場合よりも大きくなり、これほどの自己遮蔽効果には疑問が残る。非分離共鳴による自己遮蔽効果の妥当性を検証するベンチマーク実験はこれまでほとんど行われておらず、今後、このような実験を行う必要がある。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5037667
ID情報
  • ISSN : 2185-4823

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