2013年4月 - 2016年3月
ケース・スタディに基づく日本的管理会計の研究―製造現場の責任会計に着目して―
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究課題では,文献調査と企業へのインタビュー調査の方法によって,製造現場の改善活動を会計数値で管理することの意義を検討した。その結果,会計数値によって改善活動の成果などを表示することには,多くの場合原価意識・利益意識の醸成という目的があることが示された。また,終身雇用制という日本的な人事制度のもとで,事業環境の変化に応じた柔軟な予算管理を行ううえでは,現場従業員に幅広い業務スキルを身につけるよう促す仕組みが有効であることが明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25780302
- 体系的課題番号 : JP25780302