2020年12月3日
Redeployment of Shoots into Better-Lit Positions within the Crowns of Saplings of Five Species with Different Growth Patterns
Forests
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Open Access
回数 : 105
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- 巻
- 11
- 号
- 12
- 開始ページ
- 1301
- 終了ページ
- 1301
- 記述言語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.3390/f11121301
- 出版者・発行元
- {MDPI} {AG}
草本が上に向かって成長するとき、個体のてっぺんで新しい葉が次々に生産され、その結果、古い葉は次第に新しい葉の日陰になっていきます。そこで、成長する草本はあたかも新陳代謝のように下部の葉を落とし、その養分を若い上部の葉に転流して個体全体の生産効率を高めています。今回、私達の研究では、同じことが若い樹木の枝の入れ替わりについても成立することを発見しました。実験の結果、成長の速い種の若木は、新しい枝を次々に外側に伸ばし、内側の古い枝は次第に新しい枝の日陰になりました。その結果、成長の速い種は日陰の枝を次々に枯らして落としました。このように日陰の枝が枯れた結果、翌年まで残る枝の光環境は維持されており、個体全体の枝の光環境は維持されていました。これらの結果は、枝も葉と同様に枯れて入れ替わることで、樹木の個体全体としての生産効率が維持されている可能性を示しています。
- ID情報
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- DOI : 10.3390/f11121301
- ORCIDのPut Code : 84833516