論文

2020年

波高のみを境界条件とする新しい造波モデルの粒子法型数値波動水槽への適用

土木学会論文集B2(海岸工学)
  • 鶴田 修己
  • ,
  • 後藤 仁志
  • ,
  • Abbas KHAYYER
  • ,
  • 鈴木 高二朗

76
2
開始ページ
I_7
終了ページ
I_12
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/kaigan.76.2_I_7
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

<p> 数値波動水槽の実務適用に際しては,他モデルを用いた大領域波浪計算との接続が容易であることが望まれる.粒子法型数値波動水槽では,ピストン或いはフラップ型の移動壁を用いた造波境界モデルが広く用いられてきたが,他モデルの波浪計算結果を適用するには,入力波高を再現するための移動壁挙動のチューニング作業が必要となり,特に不規則波の再現にはユーザーの熟練が必要となる問題があった.そこで本研究では,入力断面での時系列波高のみを境界条件とする新しい造波モデルを構築して数値波動水槽へ導入した.また,規則波・孤立波による波伝播計算への適用から,提案モデルによる高い波の再現性を示すとともに,越波シミュレーションを通して,これまで問題となってきた越波に伴う水位の低下が改善されることを示した.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/kaigan.76.2_I_7
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007935887
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/030805634
ID情報
  • DOI : 10.2208/kaigan.76.2_I_7
  • ISSN : 1884-2399
  • CiNii Articles ID : 130007935887

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