2016年4月 - 2019年3月
Small RNAによるキチン分解利用遺伝子群の連動的発現制御ネットワークの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
Serratia marcescensのChiXはキチン分解酵素群とキチン分解産物の取り込み系の遺伝子発現を連動的に制御するsmall RNAである。ChiXは転写因子をコードするchiR mRNAとの塩基対形成によりその翻訳を抑制することでキチン分解酵素遺伝子の発現を抑制しているが、キチン分解産物のポリンをコードするchiPが発現するとChiXによるchiRの発現抑制が解除される。chiP mRNAはChiXのターミネーター前後まで及ぶ領域との塩基対形成が可能であり、これによってChiXはchiR mRNAからchiP mRNAにターゲットを切り替えると示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K07659
- 体系的課題番号 : JP16K07659