庄司佳祐 (Keisuke Shoji) - マイポータル

基本情報

所属: 東京農工大学大学院生物システム応用科学府准教授

学位: 博士（農学）(2017年3月東京大学)

研究者番号: 30880116
ORCID iD: https://orcid.org/0000-0003-0183-654X
J-GLOBAL ID: 202001011527974737
researchmap会員ID: R000000132

外部リンク

我々の設計図であるゲノムの約半分はトランスポゾンと呼ばれる、利己的な配列によって占められています。PIWI-interacting RNA (piRNA)は、主にトランスポゾンに対応した配列を持ち、ゲノム中に存在する"非自己"配列を的確に見分けて抑制します。次世代に伝わる生殖細胞を持つ生殖巣においてpiRNAは主に機能しますが、piRNAがなくなると生物は不妊になってしまいます。私は、このpiRNAが、どのようにして"非自己"を的確に見分けているのか？　トランスポゾン以外の"非自己"との間ではどのような働きをするのか？　を明らかにし、piRNAを利用した応用技術の開発を目指しています。

2024年1月から東京農工大学で研究室を立ち上げました

http://web.tuat.ac.jp/~shoji-lab/Home.html

研究キーワード

経歴

2024年1月 - 現在

東京農工大学, 大学院生物システム応用科学府, 准教授
2022年5月 - 2023年12月

東京大学新領域創成科学研究科, 助教
2020年4月 - 2023年12月

東京大学, 定量生命科学研究所, 助教
2020年1月 - 2020年3月

東京大学, 定量生命科学研究所, 特任助教
2017年4月 - 2019年12月

独立行政法人日本学術振興会, 特別研究員PD
2015年4月 - 2017年3月

独立行政法人日本学術振興会特別研究員DC2

学歴

2014年4月 - 2017年3月

東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 生産・環境生物学専攻
2012年4月 - 2014年3月

東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 生産・環境生物学専攻
2008年4月 - 2012年3月

東京大学, 農学部, 応用生物学専修
2005年4月 - 2008年3月

東京学芸大学附属高等学校

主要な論文

The piRNA cluster torimochi is an expanding transposon in cultured silkworm cells.

Keisuke Shoji, Yusuke Umemura, Susumu Katsuma, Yukihide Tomari

PLoS genetics 19(2) e1010632 2023年2月9日
H3K4me3 histone modification in baculovirus-infected silkworm cells.

Keisuke Shoji, Ryuhei Kokusho, Munetaka Kawamoto, Yutaka Suzuki, Susumu Katsuma

Virus genes 2021年6月29日
Zucchini consensus motifs determine the mechanism of pre-piRNA production.

Natsuko Izumi, Keisuke Shoji, Yutaka Suzuki, Susumu Katsuma, Yukihide Tomari

Nature 578(7794) 311-316 2020年2月査読有り
Artificial "ping-pong" cascade of PIWI-interacting RNA in silkworm cells.

Keisuke Shoji, Yutaka Suzuki, Sumio Sugano, Toru Shimada, Susumu Katsuma

RNA (New York, N.Y.) 23(1) 86-97 2017年1月査読有り
Silkworm HP1a transcriptionally enhances highly expressed euchromatic genes via association with their transcription start sites.

Keisuke Shoji, Kahori Hara, Munetaka Kawamoto, Takashi Kiuchi, Shinpei Kawaoka, Sumio Sugano, Toru Shimada, Yutaka Suzuki, Susumu Katsuma

Nucleic acids research 42(18) 11462-71 2014年10月査読有り

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委員歴

2023年4月 - 現在

蚕糸学会若手の会, 運営委員

受賞

MISC

ボルバキアがアワノメイガで引き起こすオス殺しの原因因子Oscarに関する研究

廣田加奈子, 松田(今井)典子, 福井崇弘, 室智大, 西野耕平, 小迫英尊, 庄司佳祐, 庄司佳祐, 高梨秀樹, 藤井毅 …

蚕糸・昆虫機能利用学術講演会・日本蚕糸学会大会講演要旨集 94th 2024年
カイコBombyx moriのpiRNA依存性性決定系は,アジアのcorn borer Ostrinia furnacalisにおいて保存されない【JST・京大機械翻訳】

福井崇弘, 庄司佳祐, 木内隆史, 鈴木穣, 勝間進

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 67th 2023年
ボルバキアがアワノメイガにおいて引き起こすオス殺し現象の原因因子の同定

廣田加奈子, 松田(今井)典子, 福井崇弘, 室智大, 西野耕平, 小迫英尊, 庄司佳祐, 高梨秀樹, 藤井毅, 有村慎一 …

日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 67th 2023年
チョウ目昆虫におけるMasc依存的性決定システムの比較

勝間進, 松田(今井)典子, 廣田加奈子, 福井崇弘, 庄司佳祐, 木内隆史

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 91st 2021年
カイコ核多角体病ウイルス感染細胞における宿主シャットオフ回避機構の解析

疋田弘之, 庄司佳祐, 鈴木穣, 勝間進

蚕糸・昆虫機能利用学術講演会・日本蚕糸学会大会講演要旨集 90th 2020年
アワノメイガとカイコのMasc依存的性決定システムの比較

勝間進, 松田(今井)典子, 庄司佳祐, 廣田加奈子, 木内隆史

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 90th 2020年
カイコのPIWIタンパク質遺伝子のノックアウト

木内隆史, 庄司佳祐, 泉奈津子, 泊幸秀, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 90th 2020年
トランスオミクスを用いたバキュロウイルス感染細胞におけるシャットオフ回避遺伝子の機能解析

疋田弘之, 庄司佳祐, 川本宗孝, 鈴木穣, 嶋田透, 勝間進

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 41st 2018年
「チョウ目昆虫の性決定・性分化研究の最前線」カイコの性決定最上流因子の発見―piRNAと性決定―

庄司佳祐, 勝間進

蚕糸・昆虫バイオテック 84(1) 7-16 2015年4月
カイコの性決定・性分化におけるpiRNAカスケードの関与

勝間進, 木内隆史, 古賀光, 川本宗孝, 庄司佳祐, 嶋田透

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 84th 28 2014年3月9日
W染色体由来の雌特異的piRNAがカイコの性を決定する

古賀光, 木内隆史, 川本宗孝, 庄司佳祐, 新井祐二, 河岡慎平, 菅野純夫, 鈴木穣, 嶋田透, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 84th 28 2014年3月9日
BmHP1aは高発現な遺伝子の転写開始点近傍に結合し,それらの遺伝子発現を正に制御する

庄司佳祐, 原加保里, 川本宗孝, 河岡慎平, 菅野純夫, 木内隆史, 嶋田透, 鈴木穣, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 84th 30 2014年3月9日
RNA‐seq解析によるカイコ初期胚で発現に雌雄差を示す遺伝子群の網羅的同定

川本宗孝, 古賀光, 木内隆史, 庄司佳祐, 菅野純夫, 嶋田透, 鈴木穣, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 84th 29 2014年3月9日
Fem piRNAのターゲット分子の同定とカイコ性決定カスケードへの関与

木内隆史, 古賀光, 川本宗孝, 庄司佳祐, 嶋田透, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 84th 29 2014年3月9日
トランスクリプトーム解析によるカイコの性決定・性分化メカニズムの解明

古賀光, 木内隆史, 川本宗孝, 庄司佳祐, 新井祐二, 河岡慎平, 菅野純夫, 鈴木穣, 嶋田透, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 83rd 27 2013年3月18日
カイコにおけるHP1ファミリータンパク質の役割

庄司佳祐, 原加保里, 河岡慎平, 菅野純夫, 木内隆史, 嶋田透, 鈴木穣, 勝間進

日本蚕糸学会大会・蚕糸・昆虫機能学術講演会講演要旨集 83rd 25 2013年3月18日
初期胚の雌雄別トランスクリプトーム解析によるカイコ性決定因子の同定

木内隆史, 古賀光, 川本宗孝, 庄司佳祐, 菅野純夫, 嶋田透, 鈴木穣, 勝間進

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 36th WEB ONLY 2P-0021 2013年
カイコHP1aタンパク質と遺伝子発現との関係

庄司佳祐, 原加保里, 川本宗孝, 河岡慎平, 菅野純夫, 木内隆史, 嶋田透, 鈴木穣, 勝間進

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 36th WEB ONLY 3P-0259 2013年
カイコの性決定・性分化システムにおけるpiRNAカスケードの関与

勝間進, 木内隆史, 古賀光, 川本宗孝, 庄司佳祐, 嶋田透

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 36th WEB ONLY 2P-0020 2013年
カイコをモデルとしたpiRNA研究

勝間進, 河岡慎平, 庄司佳祐, 古賀光, 木内隆史, 嶋田透

日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 35th WEB ONLY 2W1II-2 2012年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

細胞質共生細菌ボルバキアのゲノム編集による性制御と共生機構の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業学術変革領域研究(A) 2024年4月 - 2029年3月

木内隆史, 庄司佳祐
細胞内共生オルガネラのゲノム制御：技術革新から生命現象の理解と応用へ

日本学術振興会科学研究費助成事業学術変革領域研究(A) 2024年4月 - 2029年3月

有村慎一, 石原直忠, 竹中瑞樹, 鳥山欽哉, 松村浩由, 風間智彦, 庄司佳祐, 沼田圭司, 神吉智丈, 山田勇磨, 木内隆史, 高梨秀樹, 細川正人, 佐藤美由紀, 西村芳樹, 小笠原絵美, 矢守航
piRNAセンサーシステムを用いたpiRNAクラスタの成立条件の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究 2022年4月 - 2024年3月

庄司佳祐
培養細胞ゲノムと個体ゲノムの比較を通じたpiRNAクラスタの成立条件の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業研究活動スタート支援 2020年9月 - 2022年3月

庄司佳祐

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