共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

学校教育現場における慢性疾患や障害のある子どものきょうだい支援に関する基礎的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究
  • 滝島 真優

課題番号
19K13983
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,300,000円
(直接経費)
1,000,000円
(間接経費)
300,000円

本年度は研究初年度として、学校における慢性疾患や障害のある兄弟姉妹をもつ児童・生徒(きょうだい児)の実態を把握するため、研究代表者が運営するきょうだい児支援組織の所在地である栃木県宇都宮市にある小学校・中学校・高等学校の教諭、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを対象に質問紙調査を実施した。その結果、「きょうだい児」という概念を認識している教職員は回答者全体のおよそ2割であり、きょうだい児に対する理解、周知の必要性が理解できた。一方で、個別事例を精査すると丁寧なかかわりを実践している教職員の存在も把握でき、教職員がきょうだい児の存在を把握できた時点で、きょうだい児が必要とする支援に繋げるための仕組みが地域に実在していないことも併せて理解することが出来た。現在、質問紙調査の協力者の中から任意でインタビュー調査を実施している。
さらに、次年度実施予定であったイギリスへの訪問調査について、インタビュー対象者の都合により前倒しで本年度に実施した。きょうだいを対象に全国的かつ組織的な支援活動を行っているSibsUKと、本団体と連携し共同研究を行っているWARWICK大学を訪問し、インタビュー調査を実施した。また、両者が共同開発した学校におけるきょうだい児に対する支援ツール「SibsTalk」のレクチャーを受講し、ツールの内容や有用性について理解した。そして、きょうだい児を含めたヤングケアラーを対象に学校との連携した支援を先駆的に実施しているWinchester Young Carersを訪問し、学校におけるヤングケアラー支援と具体的な支援プログラムの内容について理解した。イギリスにおけるいずれの実践も、子どもの権利を保障し、年齢不相応なケアを担うことによる不利益が生じることのないよう様々な配慮や工夫がなされていることを理解した。

リンク情報
論文
イギリスにおける学校との連携によるきょうだい児支援の実際
講演・口頭発表等
慢性疾患や障害のある子どものきょうだいへの支援に関する研究 -教員のきょうだい児の認識とかかわりの実際に係る調査からの示唆-
ID情報
  • 課題番号 : 19K13983
  • 論文の業績ID : 33313815
  • 講演・口頭発表等の業績ID : 33718980