2019年3月
生徒同士の対話を重視した学習の効果について―高校生の協働性とソーシャルスキルに注目して―
学級経営心理学研究
- ,
- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 45
- 終了ページ
- 56
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.34318/jacmp.8.0_45
- 出版者・発行元
- 日本学級経営心理学会
本研究は高等学校の国語古典Bにおいて,生徒同士の対話を重視した学習を行い,学習達成度や協働性に対する意識,ソーシャルスキルにどのような影響を与えたかを検証することを目的とした。その結果,協働的な学習クラスの学習達成度は向上し,ソーシャルスキルの一つであるかかわりのスキルについては協働的な学習クラスと一斉授業クラスとの間に交互作用がみられ,前者においてかかわりのスキルが増加することが明らかになった。今後の課題としてアクティブ・ラーニングに必要なソーシャルスキルを調査し,育成のあり方を検討することや教育現場における多くの実践研究の必要性を挙げた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.34318/jacmp.8.0_45
- eISSN : 2434-9062
- CiNii Articles ID : 130007983280
- CiNii Research ID : 1390568617216315648