合金相を含む燃料デブリの安定性評価のための基盤研究,9; ウラン-ジルコニウム-ステンレス鋼系模擬デブリの顕微ラマン分光分析
日本原子力学会2021年春の年会
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- 開催年月日
- 2021年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東京(online)
- 国・地域
- 日本
燃料デブリは1F炉内で水との接触により経年変化すると考えられる。経年変化した燃料デブリの化学状態は燃料デブリの安定性と関わっており、燃料デブリの取り出しや保管、さらには、処理・処分のための重要な情報になると考えられる。最近我々は、ウラン-ジルコニウム-ステンレス鋼系模擬デブリと水の放射線分解で生成した過酸化水素との反応を調べるため、模擬デブリの過酸化水素水への浸漬試験を行った。その結果、ウランの溶出挙動から模擬デブリ表面の変質が示唆された。本研究では、浸漬によるデブリ表面の化学的な変化状態を顕微ラマン分光法を用いて特定した。また、模擬デブリ変質相の表面付近に於ける存在分布を調べた。