講演・口頭発表等

合金相を含む燃料デブリの安定性評価のための基盤研究,13; 模擬デブリからのFP核種の溶出挙動評価

日本原子力学会2022年春の年会
  • 佐々木 隆之*
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  • 頓名 龍太郎*
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  • 小林 大志*
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  • 秋山 大輔*
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  • 桐島 陽*
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  • 佐藤 修彰*
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  • 渡邉 雅之
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  • 熊谷 友多
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  • 日下 良二

開催年月日
2022年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
神戸(online)
国・地域
日本

福島第一原子力発電所炉内では、SUS配管や圧力容器等の構造材と溶融した燃料や被覆管成分が高温で反応し、合金相を含む燃料デブリが形成されたとみられる。本報告では、ウラン-ジルコニウム-ステンレス鋼系等の模擬デブリを、熱中性子照射により核分裂生成させる照射法、および、非放射性元素を添加する添加法により合成し、これを経年変化処理として水浸漬した試験の結果を報告する。浸漬による模擬デブリの構造変化の有無や、模擬デブリに含まれるFPsやUの溶出率を測定した。核種のコロイド生成について評価するため、ろ過フィルタ孔径依存性やサイズ排除クロマトグラフィとICP-MS法を組み合わせた粒径分布解析を実施した。これらの結果に基づいて、合成した模擬デブリの化学的安定性と、溶出後の核種の溶存状態について評価した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5073689