2015年4月 - 2019年3月
言語と社会認知能力を支える脳機能の定型・非定型発達の解明とバイオマーカの探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
本研究は発達初期の言語,社会性とそれらを支える脳機能・脳部位結合の定型発達,非定型発達パターンを明らかにし,発達障害を予期する因子を見出すことを目的とした縦断的乳幼児研究である。本研究は自閉スペクトラム症(ASD)の兄弟児である乳児,すなわちASDを将来的に持つリスクのある乳児を3ヶ月齢から3歳まで縦断的に検討した。コホート構築が1つの目的であったが本研究では合計約80名の参加を得た。この結果,リスク児と定型児での発達初期の脳機能結合の異なり,社会的信号への視線行動の違いなどグループ間の違いを明らかにした一方で,それら指標と後の発達の関係についてもいくつか障害の予期因子となる候補を見出した。
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- 課題番号 : 15H01691
- 体系的課題番号 : JP15H01691