2020年4月 - 2025年3月
イグサの栽培化と畳の起源の解明へ向けて;現存イグサと古畳イグサの遺伝的多様性解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 20H01378
- 体系的課題番号
- JP20H01378
- 配分額
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- (総額)
- 17,420,000円
- (直接経費)
- 13,400,000円
- (間接経費)
- 4,020,000円
- 資金種別
- 競争的資金
日本独特の文化として世界に認知されている和室は、床材として畳が使われている点に特徴があるが、畳の起源や発達や栽培の道筋は明らかではない。本研究では、ゲノム科学を取り入れた民俗植物学という切口から、畳と原料イグサの生産・栽培化の起源の解明につながる基盤情報を構築することを目的としている。
本年度は、ファーストステップとして、現在栽培されているイグサ生株のゲノム情報の解読に取り組んだ。イグサ株からgDNAを抽出し、次世代シークエンサー(illumina Hiseq)を用いてそのゲノム配列を読んだ。その結果、coverage が200 を超え、Q20が97%の高品質なリードが得られている。ただし、アッセンブルをすすめるためには、short readに加えてlong readのシークエンス解析を加える必要があることから、次年度以降にこれをすすめることを検討している。
また、並行して、日本各地のイグサ株の収集を進めている。ただし、感染症拡大の状況を受け、フィールド調査の大部分は、次年度以降に本格的に取り組むこととし、本年度は可能な範囲での収集にとどめた。
本年度は、ファーストステップとして、現在栽培されているイグサ生株のゲノム情報の解読に取り組んだ。イグサ株からgDNAを抽出し、次世代シークエンサー(illumina Hiseq)を用いてそのゲノム配列を読んだ。その結果、coverage が200 を超え、Q20が97%の高品質なリードが得られている。ただし、アッセンブルをすすめるためには、short readに加えてlong readのシークエンス解析を加える必要があることから、次年度以降にこれをすすめることを検討している。
また、並行して、日本各地のイグサ株の収集を進めている。ただし、感染症拡大の状況を受け、フィールド調査の大部分は、次年度以降に本格的に取り組むこととし、本年度は可能な範囲での収集にとどめた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 20H01378
- 体系的課題番号 : JP20H01378