2019年3月
算数・数学の表現活動の充実に向けた,情報活用能力を育成する授業の一考察 ―様々な学校種における情報機器を用いた授業実践をもとにして―
文教大学教育学部紀要
- 巻
- 52
- 号
- 別集
- 開始ページ
- 81
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
現代は知識基盤社会であり,子どもたちは,その1つとして,情報機器の活用に関わって,激しい変化に対応していかなければならない.本研究の目的は,主に,算数・数学に対して,主体的な表現活動の一層の充実に向けた,情報活用能力を育成する授業の視点の提案である.
まず,学習指導要領等をもとに,求められている情報活用能力について検討する.その上で,算数・数学,高校情報,大学の情報科目の授業実践をもとに,情報活用能力が発現している場面をみとった.考察を進めた結果,主体的な表現活動の一層の充実に向けた,情報活用能力を育成する視点は,情報機器の活用に関わる,楽しさやよさ,面白さ,驚きといった価値と,事象を身近に感じさせる指導を,意図的に盛り込むことを提案した.
まず,学習指導要領等をもとに,求められている情報活用能力について検討する.その上で,算数・数学,高校情報,大学の情報科目の授業実践をもとに,情報活用能力が発現している場面をみとった.考察を進めた結果,主体的な表現活動の一層の充実に向けた,情報活用能力を育成する視点は,情報機器の活用に関わる,楽しさやよさ,面白さ,驚きといった価値と,事象を身近に感じさせる指導を,意図的に盛り込むことを提案した.