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2010年11月

幌延深地層研究計画における地下水・間隙水の地球化学的特性調査; HDB-9,10,11孔の地球化学データセットの品質評価

JAEA-Research 2010-035
  • 國丸 貴紀
  • ,
  • 太田 久仁雄
  • ,
  • Alexander W. R.*
  • ,
  • 山本 肇*

開始ページ
109
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-research-2010-035

高レベル放射性廃棄物の地層処分における品質マネジメントシステムは、サイト特性調査の初期段階から必要とされる重要なツールの一つであり、その整備・適用によって効果的・効率的に調査・評価が可能となり、さらには調査・評価結果の信頼性が確保できると考えられる。幌延深地層研究計画では地上からの地質環境の調査・評価に適用可能な品質マネジメントシステムの整備を進めている。具体的には、国外のサイト特性調査で構築された地下水水質データの品質保証の手法に加え、間隙水水質データに適用できる品質評価手法を新たに提案し、この手法も用いて地上からのボーリング調査(HDB-9$\sim$11孔)において取得した地下水・間隙水水質データの品質評価を実施した。この結果、掘削水による地下水・間隙水の汚染,採水時の時系列的な水質データの欠損,コア試料の酸化など、水質データの品質低下の原因が明らかになった。また、地下水の地球化学特性の品質評価において、今後、取得すべき情報や改善すべき項目などが明確にされた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-research-2010-035
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5026163
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-research-2010-035

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