採水調査のための品質マネジメントシステムの整備
日本原子力学会2011年春の年会
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- 開催年月日
- 2011年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福井
- 国・地域
- 日本
地質環境の調査・評価における適切な品質マネジメントシステムは、候補サイトの地質環境調査の初期段階から必要となるツールの一つである。原子力機構では、地上からの調査における採水調査のための品質マネジメントシステムの整備を進めており、これまでに、幌延地域を事例として地球化学データセットの品質保証区分を行い、9割以上のデータが低品質のカテゴリーに分類されるなどの結果を得た。その結果を踏まえて、品質マネジメントシステムが適切に機能するための要件を整理し、採調査における現場作業の品質管理を目的としたマニュアルなどの整備を進めるとともに、データの利用目的に応じて必要とされるデータの項目と要求品質を指標とした評価を行う新たな品質評価区分の手法を提案した。今後、実際の品質評価を通じて、その手法の妥当性を評価するとともにマニュアル化を図っていく予定である。