基本情報

所属
茨城大学 教育学部 学校教育教員養成課程 教科教育コース 社会科教育教室 助教
学位
学士(2005年3月 東京大学)
修士(2007年3月 東京大学)
博士(2015年3月 日本大学)

研究者番号
50781100
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-2620-6691
J-GLOBAL ID
201301010257987910
researchmap会員ID
B000229480

外部リンク

  1. ミランダ・フリッカーの認識的不正義を批判的に検討することで、不信や信頼といった対人関係における変容的経験に着目し、新たな自己を発見することを侵害する変容的不正義、および、変容的な自己のあり方を明らかにする研究に取り組んでいます。
    1. 本研究成果は、Rowman & LittlefieldのCollective Studies in Society and Knowledgeシリーズの一冊として、2025年春、Transformative Injustice and Testimony: Responsibility for Epistemic Selvesで出版予定です。
    2. 2024年12月1日から2週間、ミランダ・フリッカー氏を招聘します。榊原英輔先生、神島裕子先生と共同で12月7日(土)、8日(日)に海外・日本研究者を招いての国際会議(@東京大学本郷)、12月13日(土)にワークショップ(@立命館大学いばらきキャンパス)を行います。詳細は5月頃、告知いたします。
  2. 信念の倫理(ethics of belief)という認識論分野、および、信念の道徳性(morality of belief)という倫理学分野を踏まえて、人々の証言をナラティブとして捉えることで証言的不正義と解釈的不正義の関係を捉え直し、組織的エートス(風土)から組織の認識的不正義を描き、他者に対して悪いことを信じていること、および、無知であることに対する責任のあり方について分析しています。
  3. 教育は人間形成と同時に偏った構築もすることも避けられない複雑な現象であることに鑑みて、知識の主体としての私たちの制約や限界、現実の社会がもつ規範や制度から「教育の目的とは何か」を考え始める非理想的な教育の目的論を描き出しています。
  4. 問答の意義を、リベラルな教育目標の達成手段としてではなく、誰もが自分のニーズを言語表現を通じて社会に伝えられる十全な認識主体となることを目的に検討しています。市民向けのアウトリーチ活動を行っています。ご連絡はメールでお願いいたします。
  5. 『認識的不正義』邦訳の訂正などは、下記URLに掲載いたします(現在、一時的に休止中)。気になる点がありましたらメールにご連絡頂けますと嬉しいです。

論文

  29

講演・口頭発表等

  21

書籍等出版物

  13

MISC

  14

共同研究・競争的資金等の研究課題

  13

委員歴

  1

担当経験のある科目(授業)

  26

所属学協会

  7

学術貢献活動

  3

社会貢献活動

  9

メディア報道

  2