共同研究・競争的資金等の研究課題

2008年 - 2009年

言語の脳機能に基づく手話の獲得メカニズムの解明

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(S))  基盤研究(S)

課題番号
20220005
体系的課題番号
JP20220005
資金種別
競争的資金

言語の処理レベルが単語・文・文脈と変わるとき、脳活動が左前頭皮質の背側から腹側にかけて段階的に拡大することが、手話を使うろう者で初めて明らかになった。各個人の課題成績は、異なる皮質領域の局所灰白質体積と相関を示し、手話獲得の個人差の神経基盤がわかった。また、ろう児の書記日本語能力育成のための教材と測定システムの開発を行い、単語レベルから文レベルに進むことが困難であることなどを検証した。バイリンガルろう教育における言語発達と学力の調査では、伝達モードが異なる2言語間であっても、2つの音声言語間の知見が適用でき、対応手話では書記言語の習得に結びつかないであろうことが明らかになった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/20220005
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20220005
ID情報
  • 課題番号 : 20220005
  • 体系的課題番号 : JP20220005