共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2025年3月

ビルマの少数民族言語に関する類型的・系統的俯瞰像の構築

日本学術振興会  基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
20H01256
体系的課題番号
JP20H01256
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
17,550,000円
(直接経費)
13,500,000円
(間接経費)
4,050,000円

今年度は以下のような活動を行った。
(1) 国内あるいはミャンマーに居住する、研究対象言語あるいはそれと系統の近い言語の話者を対象にした、オンライン(Zoom、インターネット電話)による対面調査: 代表者澤田が行った、日本在住の話者に対するラチッ語およびロンウォー語の語彙調査、分担者加藤が行った、日本在住の話者に対する東部ポー=カレン語とスゴー=カレン語の文法・音声・文字体系の調査、分担者大塚が行った、ミャンマー在住の話者に対するアショー=チン語の調査、日本在住の話者に対するファラム=チン語とハカ=チン語の調査などがこれに当たる。
(2) インターネット上で閲覧可能な少数民族言語による動画の音声書き起こし: 分担者加藤は、ポー=カレン語による僧侶の法話、寸劇、寄付の要請、農業の指南、祭の実況中継、ののしり等様々な内容の動画の音声書き起こしを行った。
(3) 謝金によるデータの整備: 分担者倉部は、ジンポー語の話者に依頼して、自らが収集した言語データの英訳を行い、言語アーカイブParadisecへのアップロードなど様々な媒体を通じて公開した。
(4) 本科研の初年度および今年度の調査や、先行科研「ビルマ危機言語科研」による調査で得たデータ・研究成果を、国内外の学会やワークショップなどでの口頭発表、学術雑誌への投稿論文や語彙集などの形で公開した。
(5) 年度末にZoomで会合を持ち、今年度の総括と来年度の展望、特に成果公開の様々な手段について話し合った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H01256
ID情報
  • 課題番号 : 20H01256
  • 体系的課題番号 : JP20H01256

この研究課題の成果一覧

論文

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