2020年 - 2022年
アジアにおける大腸癌死亡率低下を目指した持続可能な国際遠隔医療教育
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 20K10321
- 体系的課題番号
- JP20K10321
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,290,000円
- (直接経費)
- 3,300,000円
- (間接経費)
- 990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、テレカンファレンスやe-learningなどインターネットを用いた遠隔医療を活用することで継続的かつ効果的な国際医療教育を構築し、アジアにおける大腸がん診療の格差解消を目指している。
2年目となる2021年度もコロナ禍による渡航制限が継続されたため、共同研究者とともにアジア各国の拠点施設の訪問、大腸内視鏡検査を中心とした大腸がん診療の実態調査、インターネットやPCを含めた技術インフラの実地調査、海外医師と医療データの抽出・提出方法などについての検討、これらすべてを実施するこができなかった。また世界では、感染拡大予防のため緊急時以外の内視鏡検査について検査制限が継続されている国が未だにあることから、遠隔医療教育による内視鏡検査の質の向上に関する評価が困難な状況で、データ収集と教育を開始する時期でないと判断している。
渡航制限や各国の内視鏡検査制限が緩和された時点で速やかに研究が実施できるよう、今年度は教育に用いるコンテンツ作成とe-learningを実施するためのオンラインプラットフォームの確認作業と選定を行っている。また、アジア各国の医療機関を接続した内視鏡診療に関するテレカンファレンスを2度、中国とのテレカンファレンスを3度実施し、アジアを中心に培ってきた内視鏡医師とのネットワークを維持・拡充した。テレカンファレンスにおける内視鏡画像および音質の品質については参加者の満足度も高く、ネットワークの帯域は十分に確保されていることが推察される。
2年目となる2021年度もコロナ禍による渡航制限が継続されたため、共同研究者とともにアジア各国の拠点施設の訪問、大腸内視鏡検査を中心とした大腸がん診療の実態調査、インターネットやPCを含めた技術インフラの実地調査、海外医師と医療データの抽出・提出方法などについての検討、これらすべてを実施するこができなかった。また世界では、感染拡大予防のため緊急時以外の内視鏡検査について検査制限が継続されている国が未だにあることから、遠隔医療教育による内視鏡検査の質の向上に関する評価が困難な状況で、データ収集と教育を開始する時期でないと判断している。
渡航制限や各国の内視鏡検査制限が緩和された時点で速やかに研究が実施できるよう、今年度は教育に用いるコンテンツ作成とe-learningを実施するためのオンラインプラットフォームの確認作業と選定を行っている。また、アジア各国の医療機関を接続した内視鏡診療に関するテレカンファレンスを2度、中国とのテレカンファレンスを3度実施し、アジアを中心に培ってきた内視鏡医師とのネットワークを維持・拡充した。テレカンファレンスにおける内視鏡画像および音質の品質については参加者の満足度も高く、ネットワークの帯域は十分に確保されていることが推察される。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10321
- 体系的課題番号 : JP20K10321