2019年4月 - 2022年3月
抗動脈硬化作用を有する極長鎖一価不飽和脂肪酸の基盤・応用研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 19H04055
- 体系的課題番号
- JP19H04055
- 配分額
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- (総額)
- 17,550,000円
- (直接経費)
- 13,500,000円
- (間接経費)
- 4,050,000円
- 資金種別
- 競争的資金
サンマ由来の極長鎖一価不飽和脂肪酸は、アッカーマンシア菌の増加など腸内細菌叢の変化を介して短鎖脂肪酸とGLP-1発現を誘導し、動脈硬化モデルマウスのアテローム性動脈硬化を抑制した。さらに極長鎖一価不飽和脂肪酸は二重盲検試験にてヒトの血中のTMAO濃度を低下させ、さらには血中GLP-1濃度を上昇させた。またFMD検査により内皮機能を改善させることが明らかとなった。加えてEPAと極長鎖一価不飽和脂肪酸は異なる機序で血管内皮機能の改善し、相乗効果をもたらすことが明らかとなった。以上のことから、心血管疾患を予防する産業シーズとしての極長鎖一価不飽和脂肪酸の可能性が明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 19H04055
- 体系的課題番号 : JP19H04055