2013年4月 - 2016年3月
岩塩流体包有物から読み解く海水組成の変化~白亜紀から現在まで~
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 25400505
- 体系的課題番号
- JP25400505
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,070,000円
- (直接経費)
- 3,900,000円
- (間接経費)
- 1,170,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では,地質時代の蒸発岩について,まずその年代決定法を検討して,それらの蒸発岩とその流体包有物の化学分析をおこなった.これにより,地質時代の地球環境変動と海水化学組成の関連を検討した.対象とした蒸発岩類は,若い時代から古い時代に現世の地中海の塩,現世の死海の塩,中新世末メッシニアン塩分危機の地中海の岩塩や石膏,タイの後期白亜紀の岩塩,およびタイの年代不明の硫酸塩岩類であった.それぞれの蒸発岩の採取を行い,その産状を観察,記載した.さらに,様々な元素の同位体組成を測定して,その形成年代に関する考察や,起源となった海水に関する情報を読み取ることができた.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25400505
- 体系的課題番号 : JP25400505