論文

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2018年2月

【報告】福島県の介護保険施設における嚥下食に関する実態調査と今後の課題

郡山女子大学紀要
  • 黒澤 廣子

記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)

内閣府の統計1)によると、我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は、平成27年10月1日現在で26.7%となり、75歳以上人口は12.9%であり、超高齢社会に突入している。このような社会背景により、嚥下機能に障害を持つ患者が、在宅、福祉、医療の現場で増加すると予測される。江川2)らの先行研究では介護保険施設(介護老人保健施設、介護老人福祉施設、介護療養型医療施設)では、嚥下困難者の食事に関する名称と食形態の段階との関連があいまいで、客観的な数値による指標や基準がないため、食事介助を行う介護職を含めた関係職種、利用者の混乱を招いていることが指摘されている。

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