2019年3月
カキの成熟時期における葉果比が果実の放射性セシウム濃度に与える影響
農研機構研究報告 東北農業研究センター = BULLETIN OF THE NARO, AGRICULTURAL RESEARCH FOR TOHOKU REGION
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- 巻
- 号
- 121
- 開始ページ
- 39
- 終了ページ
- 47
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.24514/00002308
- 出版者・発行元
- 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
葉からカキ果実への放射性セシウムの移行を検証するため、収穫2ヶ月前の摘葉処理がカキ果実の137Cs濃度に及ぼす影響を調査した。摘葉処理を行った9月中下旬から収穫期の間に葉の137Cs濃度は低下した。一方、同期間に1果実あたりの137Cs含量は上昇した。また、摘葉の程度により果実の137Cs濃度や1果実あたりの137Cs含量に差は認められなかった。以上のことから、フォールアウトから5年経過したカキにおいては、葉から他の器官への137Csの転流は認められたが、収穫2ヶ月前以降の葉果比が果実の137Cs濃度に与える影響は明らかではなかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.24514/00002308
- ISSN : 2432-8081
- J-Global ID : 201902252472477427
- CiNii Articles ID : 120006595892