MISC

2010年11月

三次元X線撮影装置による非破壊検査

JAEA-Review 2010-049
  • 米川 実
  • ,
  • 相沢 静男
  • ,
  • 加藤 佳明
  • ,
  • 柴田 晃
  • ,
  • 中川 哲也
  • ,
  • 楠 剛

開始ページ
18
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-review-2010-049

材料試験炉(JMTR)のホットラボ施設(JMTR-HL)は、おもにJMTRで照射した照射物を試験するために設置され、1971年から運転を行ってきた。JMTRは2006年8月に、改修のために停止し、2011年より再稼働する計画である。再稼働後のJMTRでは、高燃焼度燃料及び大型試験片の照射試験が計画されている。JMTR-HLは、今後の発電炉の安全性とプラント寿命管理にかかわる技術的価値の高い照射データの要求を満たすため、三次元X線撮影装置をホットセル内に整備した。三次元X線撮影装置は、従来の二次元のものに比べて欠陥形状を、視覚的にかつ細かく観察する利点を有している。三次元X線撮影装置は、CTスキャナ,X線発生部,回転昇降試料台,X線検出器,コリメータ等から構成される。本報告では、三次元X線撮影装置のシステム設計,製作,ホットセルへの設置及び$\gamma$線の影響やX線の透過性能を調べるために、照射済燃料棒やRIを用いたホット性能試験について述べる。この三次元X線撮影装置の整備により、高燃焼度燃料や大型試験片の照射後試験において技術的価値の高いデータを供給することができるようになった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-review-2010-049
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5027097
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-review-2010-049

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