基本情報

所属
大阪大学 大学院理学研究科 化学専攻 助教
学位
博士(理学)(大阪市立大学)

研究者番号
80643791
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-5957-2693
J-GLOBAL ID
201601009453914179

外部リンク

硫黄を含む金属錯体の合成とボルタンメトリを用いた電極反応解析を武器に研究をしています。一貫した研究テーマとしては「特異な配位構造や次元構造に基づく新しい触媒反応の開発」で、特に硫黄含有配位子をもつ金属錯体に焦点を当てて、研究を進めています。
<チアカルバニオンをもつ均一系酸化還元錯体触媒の開発>
これまで、チアカルバニオンをもつ配位子を用い、第一遷移金属系列の金属錯体の合成とその電気化学触媒挙動(特に、Fe、Ni)について調査をおこなっています(大阪市立大学大学院理学研究科 木下勇先生 市村彰男先生との共同研究)((Dalton Trans. 2010, 39, 9988; Chem. Commun. 2008, 1314; Chem. Eur. J. 2011, 17, 10708など)。
<含硫アミノ酸配位子をもつ金属錯体の合成と集積体の構築>
天然アミノ酸の一種である、システインやペニシラミンを配位子とした金属錯体の特性と、配位挙動の調査を行っています(大阪大学大学院理学研究科 今野巧先生との共同研究)(Chem. Lett. 2014, 43, 1846; Chem. Lett. 2015, 44, 1330; Chem. Eur. J. 2017, 23, 16438; Dalton Trans. 2018, 47, 2497; Angew. Chem. Int. Ed. 2017, 56, 13762など)。
<含流アミノ酸配位子をもつ硫黄架橋多核金属錯体の電気化学触媒機能の解明>
上記の金属錯体の電極反応解析から、水の酸化および還元触媒反応を見出しています。 最近、白金(II)、パラジウム(II)、ニッケル(II)の10族金属イオンのすべてを分子内に組み込んだ配位ポリマーの合成と構造解析に成功し、その不均一水還元触媒能(水素発生)が、異種金属イオンの種類数に応じて劇的に向上することを明らかにしました(Chem. Commun. 2017, 53, 846.)。また、同じ配位子を用いた、銅(II)、亜鉛(II)、白金(II)を含む配位ポリマーでは、含まれる銅(II)イオンの構造や次元構造が、用いた対イオンの種類に応じて調整でき、かつその不均一水酸化触媒(酸素発生)頻度が、銅(II)の配位構造の空の配位サイトの数に応じて劇的に向上することを明らかにしました(Chem. Commun., 2018, 54, 10766-10769)。

<研究キーワード>
ボルタンメトリー、金属錯体、硫黄、電極触媒、電気化学

研究キーワード

  3

委員歴

  3

主要な論文

  35

MISC

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8

産業財産権

  1