2012年2月
高分解能二次元ガス型中性子検出器用低雑音ASICの設計と性能評価(委託研究)
JAEA-Research 2011-051
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- 巻
- 2011
- 号
- 51
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 19,巻頭1-2
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-research-2011-051
- 出版者・発行元
- 日本原子力研究開発機構
高速,高位置分解能二次元ガス中性子検出器システム(InSPaD)を実現するため、これに使用するASD-ASIC(Amplifier-Shaper-Discriminator ASIC)を設計した。InSPaDは中性子と$^{3}$He原子との核反応で発生したプロトンとトリトン粒子を識別することにより、高位置検出分解能を実現する個別信号読み出し方式の検出器システムである。これに使用するASD-ASICには極めて低い雑音性能,広いダイナミックレンジ,良好な出力直線性と高い計数率特性が必要とされる。CMOSを用いて設計した集積回路は、64チャンネルのASDとこれに続く16チャンネルのMultiplexer及びLVTTL driverから構成され、さらにこのASICにはS/Nを大幅に改善するためのSum amp.システムを設けた。設計したASD-ASICについてシミュレーションにより特性評価を行い、InSPaDに必要な低雑音性能と信号処理機能を有していることを確認した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11484/jaea-research-2011-051
- CiNii Articles ID : 40019319688
- CiNii Books ID : AA12117124