2014年7月
低残光蛍光体を用いた中性子有感ZnS/$^{10}$B$_{2}$O$_{3}$シンチレータの開発
Journal of Physics; Conference Series
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- 巻
- 528
- 号
- 開始ページ
- 012043\_1
- 終了ページ
- 012043\_8
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1088/1742-6596/528/1/012043
J-PARC/MLFに設置する中性子散乱実験装置のために高い発光でありながら低残光である中性子有感ZnS/$^{10}$B$_{2}$O$_{3}$シンチレータを開発した。ZnS/$^{6}$LiFシンチレータはその高い発光と低い$\gamma$線感度からよく使用されるがその大きな残光成分が検出器の計数率特性を制限していた。われわれはJ-PARCの将来的な1MWでの稼働に対応するため従来よりも低残光であるZnS蛍光体を開発した。本蛍光体と高効率が期待されるB$_{2}$O$_{3}$コンバータを焼結法により成形し中性子有感シンチレータを製作した。開発したシンチレータはJ-PARC/MLFのiBIXやSenju装置に装填されている。発表ではシンチレータの特性やこれらを組み込んだ検出器の性能について議論する。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1088/1742-6596/528/1/012043
- ISSN : 1742-6588