2021年
南鳥島レアアース泥に含まれるマイクロマンガンノジュールの地球化学的特徴:超高濃度レアアース泥の生成機構に対する示唆
日本地球化学会年会要旨集
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- 巻
- 68
- 号
- 開始ページ
- 40
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14862/geochemproc.68.0_40
- 出版者・発行元
- 一般社団法人日本地球化学会
超高濃度レアアース泥を含む南鳥島周辺の深海堆積物からマイクロマンガンノジュールを分離回収し,ICP-MSを用いて化学組成分析を行った.得られた化学組成データのk-meansクラスター分析により,これらのマイクロノジュールは異なる地球化学的特徴を持つ5つのグループに分類された.各コアにおけるマイクロノジュールの特徴の深度方向変化に注目すると,超高濃度レアアース泥の下部では強い続成起源のマイクロノジュールが見られ,レアアース濃度ピーク付近から上部にかけては海水起源寄りの,相対的に酸化的な環境を示唆するマイクロノジュールに遷移することが分かった.この結果は,堆積物中でレアアースホストとなる魚骨片の濃集と関連した海底への有機物供給の増減や底層流の強度変化を反映していると考えられ,先行研究で提案された超高濃度レアアース泥の生成過程と調和的である.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14862/geochemproc.68.0_40
- CiNii Articles ID : 130008129823
- CiNii Research ID : 1390853343594417536