基本情報

所属
佐世保工業高等専門学校 基幹教育科( 歴史) 教授
学位
博士(文学)(2004年3月 九州大学大学院文学研究科)

連絡先
horiesasebo.ac.jp
研究者番号
20390536
J-GLOBAL ID
200901072937787048
researchmap会員ID
5000095947

1969年、兵庫県姫路市生まれ。姫路市立白鳥小学校、大白書中学校、兵庫県立姫路西高等学校を卒業。

1992年、広島大学総合科学部総合科学科地域文化コース日本研究卒業。井上光貞「古代の皇太子」に出会い古代の皇太子制度の解明を志す。総合科学部の日本古代史担当教員・佐竹昭先生(総合科学部)が北京赴任中であったが、日本古代史常勤教員不在の文学部に出講されていた押部佳周先生(学校教育学部)の古代史の授業を受講し、その関係で卒論執筆にあたり多くの助言をいただく。
1994年、広島大学大学院学校教育研究科社会科教育専攻修士課程修了。押部佳周先生のもと古代史研究の初歩を学び、その後修論執筆中に出会った論文「東宮機構と皇太子」に強く触発され、その執筆者・九州大学文学部坂上康俊先生の薫陶を受けるため九州大学へ。

1996年、九州大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期に編入。久留米工業高等専門学校・九州産業大学・福岡女子短期大学の非常勤講師、河合塾福岡校の日本史論述問題採点バイト等で家族を養いながら研究を継続。2004年3月25日、博士号取得(『律令国家の皇位継承システムと皇太子制』、甲第6678号)。

2004年4月1日、佐世保工業高等専門学校一般科目に助教授として赴任。第35回古代史サマーセミナー(2007年)の開催を長崎県で引き受けたことをきっかけに、細井浩志氏(活水女子大学)や故・木本雅康氏(長崎外国語大学)のアドヴァイスを得、サマーセミナー開催地・壱岐の古代豪族の研究を開始。その後、長崎県の離島、壱岐・対馬の古代史の解明を志す。さらに対馬で開催された古代史シンポジウムの際、コーディネーターの小田富士雄先生のご指摘に触発され、古代山城の研究を本格的に開始する。

2018年8月、佐世保工業高等専門学校の同僚・眞部広紀氏から誘いをうけ、唐船城(佐賀県有田町)、佐志方城(長崎県佐世保市)、船塚古墳(佐賀県佐賀市)のドローン空中撮影を実施(ドローン操縦:名古屋大学全学技術センター技師・岡本渉氏)。その後、各地の山城や古墳のドローン空中撮影と3次元モデル作成、それを活用した城郭などの防御機能を持つ施設の比較研究を始める。3次元モデル作成に使用するAgisoft社のMetashapeの習熟のため、2019年2月、九州大学大学院地球社会統合科学府で「多視点ステレオ写真測量と考古学・地形学」を受講。以後フォトグラメトリを水中考古学者・山舩晃太郎氏に師事し、2020年9月にフォトグラメトリワークショップ(4日間)を受講。

現在、佐世保工業高等専門学校基幹教育科(歴史)教授。校務では基幹教育科長・学習支援室長を兼任。放課後学習会や夏休み学習会を企画・運営しつつ、授業外での成績不振学生への効果的かつ効率的な学習指導法を研究中。

研究面では文献史学に立脚した壱岐・対馬の古代史、古代山城の研究のほか、サントリー文化財団等の助成金を得て、各地の古代山城、城柵、中世山城、グスク、チャシなど城郭の発展過程等について3次元モデルを用いて比較研究を進める。また、日本学術振興会科学研究費補助金を得て、ドローン空中撮影と史跡3Dモデルなどを用いた歴史文化観光資源の効果的な活用法の研究を開始している。


論文

  23

主要なMISC

  29

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  44

担当経験のある科目(授業)

  15

所属学協会

  10

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

社会貢献活動

  29

主要なメディア報道

  1

主要なその他

  284
  • 2024年4月 - 2024年4月
    近年ますます盛んになっている遺物・遺跡・史跡の3D計測に関する基礎的知識とNeRF、Gaussian Splatting、モバイルスキャンなど最近の新しい動向について学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#54「2024年度版・新年度にあらためて学ぶ考古学・文化財のための3D計測入門」(講師:野口淳氏)を録画視聴した。
  • 2024年4月 - 2024年4月
    高解像度地形図データを利用し機械学習による画像認識で古墳等の遺跡がある可能性のある地点を予測して踏査を実施することにより、新たな遺構・遺跡を新規発見する手法の概要について学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#52「デジタルデータによる遺跡探索」(講師:高田祐一氏)を録画視聴した。
  • 2024年3月 - 2024年3月
    高解像度地形図データを利用した山城、古墳、たたら遺構などの遺跡探索に大きな威力を発揮している「遺跡立体図」による遺構探索の成果とその手法について学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#53「遺跡立体図と山城・たたら・窯跡の踏査」(講師:永惠裕和氏)を受講した。
  • 2024年3月 - 2024年3月
    大宰府による古代西海道諸国支配の実態を示す考古資料1,770点が重要文化財に指定されたことを記念し、福岡県小郡市の九州歴史資料館で開催された企画展「重要文化財が語る古代大宰府」を観覧した。
  • 2024年3月 - 2024年3月
    古代山城・鞠智城に関して、朝鮮史・考古学・日本古代史などを専門とする若手研究者が取り組む最新研究について学ぶため、熊本大学工学部百周年記念館で開催された第12回鞠智城跡「特別研究」成果報告会に参加した。「七~八世紀における新羅の「築城」記事にみる軍事的動静-日本古代山城の変化と国際的背景の関係についての試論-」(報告:植田喜兵成智氏)、「国造軍と鞠智城」(報告:小嶋篤氏)、「鞠智城と菊池川中流域の地域社会との関係解明を目的とした考古学的研究」(報告:柴田亮氏)、「日本古代における山城の支配構造-総領制との関係から-」(報告:古内絵里子氏)の4本の研究報告と小畑弘己氏・佐藤信氏による講評を聴いた。
  • 2024年3月 - 2024年3月
    現在共同研究で実施している戦争遺跡の保存、3D記録保存等の研究推進の一環として、太平洋戦争末期につくられた航空機用掩体で、九州に現存するものについて学ぶため、福岡県小郡市の九州歴史博物館で実施されている令和5年度パネル展「九州の航空機用掩体」を観覧し、関係資料を収集した。
  • 2024年3月 - 2024年3月
    古代山城・鞠智城の城門および城門周辺の土塁、登城道についての最新情報を学ぶため、熊本県菊池市の泗水公民館で開催された令和5年度鞠智城講座「鞠智城の城門構造技術を考える1」を受講した。「古代山城の門-九州を中心に-」(講師:吉田東明氏)、「鞠智城跡深迫門の土塁構造と構築技術」(講師:宮崎敬士氏)の講演を聴いた後、長谷部善一氏をコーディネーターとするデスカッション「鞠智城の深迫門を考える」に参加した。
  • 2024年2月 - 2024年2月
    西北九州地域の幕末から明治時代初期の歴史についての知見を深めるため、佐賀県武雄市の武雄市歴史資料館で行われた企画展示「佐賀の乱(佐賀戦争)150年企画展 佐賀の沸騰 武雄の葛藤~出兵か、拒絶か~」を見学した。
  • 2024年2月 - 2024年2月
    大宰府による古代西海道諸国支配と大宰府史跡蔵司地区の役割等についての知見を深めるため、福岡県太宰府市のプラム・カルコア太宰府で実施された九州歴史資料館開館50周年記念事業「大宰府史跡蔵司地区の発掘調査報告会」に参加した。「蔵司地区の調査成果」(講師:吉田東明氏)、「大宰府の武器保有」(講師:小嶋篤氏)、「史料からみた蔵司」(講師:酒井芳司氏)、「重要文化財『福岡県大宰府跡出土品』」(講師:宮地聡一郎氏)の4本の講演を聴いた。
  • 2024年2月 - 2024年2月
    大宰府を中心とする古代西海道支配のあり方について学ぶため、福岡県太宰府市(九州国立博物館) で開催された九州国立博物館「大宰府学研究」事業シンポジウム「大宰府と坂道を考える。-つづら折りの官道と古代の坂越え-」に参加した。基調講演「坂・峠と日本古代の交通」(鈴木景二氏)および3本の報告「つづら折りの古代官道の発見-因幡国山陰道遺跡の調査-」(坂本嘉和氏)、「大宰府山越えの古代道-塹山堙谷・辟山通道・大直小曲-」(小鹿野亮氏)、「大宰府管内の坂道-西海道につづら折り官道はあったか-」(大高広和氏)を聴き、その後のパネルディスカッションを聴いた。
  • 2024年1月 - 2024年1月
    長崎県北地域に多く残されている旧石器時代・縄文時代の洞窟遺跡のアジア視点からみた重要性についての知見を深めるため、佐世保市教育委員会主催・東南アジア考古学会共催で実施された福井洞窟ミュージアム令和5年度企画展「東南アジアの洞窟遺跡-洞窟から探る人類史-」を見学した。
  • 2024年1月 - 2024年1月
    東広島市志和奥屋で新たに発見された長者山古代山城についての研究報告会(現地見学+室内検討会)に参加した。最初に長者山古代山城の現地見学に参加し、長者門跡、長者屋敷跡、城域南部・西部に残る土段跡、列石等、関係する発見遺構の説明を古代山城研究会の向井一雄氏・松波宏隆氏らから受けた。その後、西志和地域センターで行われた室内検討会に参加し、向井一雄氏の報告「新発見の長者山城跡について」を聴き、その後の質疑応答に参加した。
  • 2024年1月 - 2024年1月
    名古屋大学未来材料・システム研究所 共同利用・共同研究「環境調和型で持続発展可能な省エネルギー・創エネルギーのための材料とシステム研究拠点」 の研究推進の一環として、福岡県行橋市にある古代山城・御所ヶ谷神籠石において、IRカメラを搭載した ドローンを用いて城内の動物生息状況の調査実験を実施した。ドローン操縦を堀井樹氏、操縦補助・周辺地域の安全管理を眞部広紀と堀江潔が務めた。
  • 2024年1月 - 2024年1月
    古代山城研究の一環として、福岡県糸島市の伊都文化会館で行われた令和5年度第7回伊都国フォーラム「再検証! 雷山神籠石と怡土城」に参加した。調査報告「糸島の古代山城に迫るー雷山神籠石と怡土城ー」(瓜生秀文氏)および3本の講演「雷山神籠石と怡土城、その歴史的意義」(亀田修一氏)、「大宰府と古代山城-大宰府防衛における古代山城の役割-」(赤司善彦氏)、「古代山城がつくられた時代の糸島」(松川博一氏)を聴き、その後のパネルディスカッションを聴いた。
  • 2023年5月 - 2023年12月
    「ひらめき☆ときめきサイエンス」(2024.1.14)実施にむけて、片島魚雷発射試験場跡のドローン空中撮影を行い、様々なカメラ角・コースアングルで写真測量用画像取得実験を実施した。ドローン操縦については堀江潔、大浦龍二が担当した。
  • 2023年10月 - 2023年11月
    山城比較研究の一環として、日本の古代山城の起源となる大韓民国所在の古代山城に関する最新情報を入手するため、古代山城研究会主催の韓国山城発掘現場見学会に参加した。 10/31 華城市博物館、吉城里土城、疏斤山城 11/1 開慶姑母山城、報恩三年山城、世宗李城 11/2 世宗金伊城、禮山山城、洪城石宅里遺蹟、洪城洪州邑城、神衿城 11/3 舒川鳳仙里遺蹟、加林城、扶餘羅城、大田黒石洞山城 11/4 花梁鎭城
  • 2023年10月 - 2023年10月
    西北九州地域の弥生~古墳時代の歴史についての知見を深めるため、佐賀県唐津市の末盧館で行われた「緊急展示!!桜馬場~弥生時代の“王”の墓」を見学した。
  • 2023年10月 - 2023年10月
    観光学の視点から地域固有の特徴ある歴史的建造物等の活用のあり方を研究する一環として、富山県世界遺産登録推進事業実行委員会主催の世界遺産登録推進シンポジウム2023「立山砂防国際シンポジウム-日本固有の防災遺産 立山の防災システムを世界遺産に-」にオンライン参加した。下田一太氏による基調講演「日本の世界遺産の動向~資産形成と推薦へのアプローチ~」、報告「富山県の立山砂防の世界文化遺産登録に向けた取組み」を聴いた後、西村幸夫氏をコーディネーターとし、松浦晃一郎氏・下田一太氏・呂舟氏・姜東辰氏をパネリストとするパネルディスカッションを視聴した。
  • 2023年9月 - 2023年9月
    ドローン・RTK-GNSS・3D計測など最新技術の導入を進めることにより、埋蔵文化財保護だけでなく業務全体のワークフロー改善・効率化に取り組む自治体の実践例を学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#43「基礎自治体における埋蔵文化財調査デジタル化の実践」(講師:宮本利邦氏)を録画視聴した。
  • 2023年9月 - 2023年9月
    科研費等を用いて進めている、戦争遺跡・近代化遺産等の歴史文化観光資源としての価値および活用法を学ぶため、特別公開された佐世保市の針尾送信所1号無線塔の基礎部分の見学をおこなった。文化財建造物保存技術協会の職員および佐世保市文化財課の松尾秀昭氏より、詳細な解説をいただいた。
  • 2023年9月 - 2023年9月
    佐賀県内の離島・小川島(唐津市)および離島に向かう拠点港・呼子に所在する歴史文化観光資源の価値高度化方策を研究する一環として、呼子・小川島内の歴史文化観光資源の踏査を実施した。呼子で踏査を実施したのは龍昌院鯨鯢供養塔・鯨鯢千本供養塔、中尾三代甚六の墓、西念寺萬霊塔、島屋、谷口本店、呼子三神社、呼子大綱引会館、呼子天満宮、鯨組主中尾家屋敷である。 また小川島内で踏査を実施したのは、田島神社、小川島鯨見張所、深澤家墓所、小川島鯨鯢供養塔、小川島納屋場跡である。なお、鯨組主中尾家屋敷の八幡崇経氏(「呼子鯨組」代表)より、捕鯨関係の文献の提供をいただいた。
  • 2023年9月 - 2023年9月
    広島県福山市の福山市市民参画センターで開催された、第65回古代山城研究会 夏例会に参加した。「茨城の研究史(仮題)」(報告:田口義之氏)、「古代山城「茨城」の実像を探る-合同踏査の成果から-」(報告:松尾洋平氏)、「茨城と抜原郷」(報告:向井一雄氏)、「備後茨城周辺の終末期古墳について」(報告:村田晋氏)の4本の研究報告を聴き、長らく所在地について諸説あった古代山城・茨城のほぼ確定的な所在地等々について最新情報を学んだ。また、福山市中央図書館で開催中の企画展示「古代ロマンあふれる神辺御領の山」を観覧し、吉備穴国や関連する御領古墳群について学んだ。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    AI基礎技術に関する知識を習得し、身近なデータをMATRABを使って分析できる基礎的な技能を獲得するため、令和5年度高専間連携夏期集中講義企画「AI基礎技術演習」を聴講した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    これまで膨大な蓄積のある埋蔵文化財発掘調査に関する地理情報をGIS上で空間的な広がりから時間的な変化まで重ねて分析する研究手法、その今後の可能性や課題を学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#42「考古地理情報の可能性と課題」(講師:武内樹治氏)を録画視聴した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    長崎県西海市の崎戸島・大島両島内に点在する歴史文化観光資源のドローン空撮にかかる事前踏査を実施した。大島崎戸観光案内所・崎戸歴史民俗資料館において両島内の歴史文化観光資源についての情報を収集した後、崎戸島特設見張所聴音所跡、炭鉱記念公園、旧三菱崎戸炭鉱巻上機室跡、渡し場跡、淺間神社、深澤一族の供養塔、山床の大砲跡等の踏査を行った。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    3Dフォトグラメトリの実践の積み重ねの過程で大きな課題となるデータのアーカイブに関して、データの再現性を重視した撮影画像等の保管の問題を検討する一助として、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#41「3Dフォトグラメトリデータのアーカイブ」(講師:野口淳氏)を録画視聴した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    西北九州地域の古代豪族と大和政権との関係を探る研究の一環として、山口県山口市の山口県立山口博物館で開催されている令和5年度特別展「やまぐち大考古博」を観覧し、継体天皇とのつながりが注目されている下松市天王森古墳など瀬戸内沿岸地域の豪族をはじめ、関門海峡近辺や日本海側の豪族と大和政権との関係を示す古墳・出土物等に関する多くの知見を得、関係する資料を入手した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    弥生時代末期から古墳時代初期にかけての王権の特質および王権と地方社会との関係を学ぶため、日本考古学協会主催でオンライン開催されたカフェde考古学2023第3回「三角縁神獣鏡の研究とその意義」(講師:岩本崇氏)を受講した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    官衙遺跡を素材に西北九州地域の古代史の特性を学び、また官衙遺跡と古代山城・朝倉宮との関係等について探る研究の一環として、令和5年度甘木歴史資料館企画展講演会「福岡県の官衙遺跡について」(講師:小田和利氏)を受講した。
  • 2023年8月 - 2023年8月
    考古学および地域振興の一ツールとして遺跡・遺物の3Dデータをどう利活用法していくべきかという問題についての知見を深めるため、オンライン開催された考古学研究会第39回東海例会「考古学における三次元計測・データの活用と未来」に参加した。金田明大氏による基調報告「三次元計測の動向と課題について」の後、「文化財の調査研究・保存保護のための三次元計測」(講師:山口欧志氏)、「手のひらにミュージアムを -Culpticonを用いた文化財の普及活動-」(講師:井上隼多氏)、「石棒クラブによる関係人口と共働した3D計測の取り組み」(講師:三好清超氏)、「三次元計測とデータの研究活用」(講師:中川朋美氏)の4本の事例報告を聴き、その後の「まとめと討論」を視聴した。
  • 2023年7月 - 2023年7月
    古代山城・帯隈山神籠石についての研究成果を学ぶため、福岡県小郡市の九州歴史資料館で開催中の九歴ボランティア成果展「帯隈山神籠石と近江國 白鬚神社を介した古代山城の一考察~古代近江國からの移住者を調査する~」(やひろせいごう氏)を観覧した。
  • 2023年7月 - 2023年7月
    西九州地域の歴史特性についての知見を深めるため、佐賀県立博物館で開催中の「佐賀県発掘調査速報展2023“さがヲほる”」を観覧した。塩田駅想定地となっている嬉野市千堂遺跡、戦国期の山城・上峰町鎮西山城跡・鳥栖市勝野城筑紫氏遺跡、平山城である白石町須古城跡の発掘最新情報のほか、吉野ヶ里遺跡・日吉神社境内地跡に関する最新の発掘調査情報について学んだ。
  • 2023年7月 - 2023年7月
    朝倉宮や杷木神籠石との関係が想定される筑前国上座郡衙跡の可能性が高いと考えられる福岡県朝倉市・井出野遺跡と福岡県内の官衙遺跡等について学ぶため、令和5年度甘木歴史資料館企画展「井出野遺跡と古代の役所」を観覧し、企画展講演会「井出野遺跡について」(講師:姫野健太郎氏)を受講した。さらに井出野遺跡周辺の踏査を実施した。
  • 2023年6月 - 2023年6月
    壱岐島内の新たな歴史文化観光資源候補地の踏査を実施した。渡良浦、国津神社、半城湾岸、御津ノ辻休憩所、爾自神社、小牧崎、母ヶ浦、湯本湾岸、熊野神社、聖母宮、男嶽神社、箱崎八幡神社、月読神社、鬼ノ窟古墳、大塚山古墳の踏査を実施、さらに伊周囲駅想定地、志賀神社、女嶽神社・巣食石、串山遺跡、久保頭古墳、大国玉神社、大原天神の森2号墳、椿遺跡、志自岐神社、大久保遺跡について一支国博物館副館長・河合恭典氏にご案内いただいた。
  • 2023年6月 - 2023年6月
    玄海灘を挟んだ福岡平野地域と朝鮮半島西南部地域の文化交流、それぞれの地域の歴史特性、環境変化との関係を学ぶため、歴史と文化を学ぶ会10周年記念シンポジウム講演会「朝鮮半島の前方後円墳」および第16回福岡市史講演会「博多湾沿岸地域の古墳時代後期社会-那津官家の時代-」「福岡平野の自然環境の変動と遺跡」の動画を視聴した。
  • 2023年6月 - 2023年6月
    北部九州地域における鉄素材輸入・製鉄に関する弥生~古墳時代の歴史と朝鮮半島との関係等について学ぶため、福岡県糸島市の伊都国歴史博物館で開催中の春季企画展「鉄の力―暮らしを変えた鉄の道具―」を観覧し、加えて特別公開中の深江城崎遺跡出土クジラ線刻弥生土器(長崎県壱岐市原ノ辻遺跡に次いで国内2例目)を観覧し、一支国と伊都国の歴史文化の共通性等について学んだ。
  • 2023年6月 - 2023年6月
    山城等、各時代の防御機能を持つ施設の比較研究の一環として、元寇防塁研究の歴史および九州大学箱崎キャンパス跡から新発見された元寇防塁の調査研究について学ぶため、福岡県福岡市の九州大学伊都キャンパス フジイギャラリーで開催中の九州大学総合研究博物館2023年度春季企画展示「元寇-防塁研究と九州大学-」を観覧した。
  • 2023年5月 - 2023年5月
    今年度採択された「ひらめき☆ときめきサイエンス」の校外実習の準備実験のため、校外実習会場に指定している川棚町の片島魚雷発射試験場跡において、共同研究者の大浦龍二氏とともにドローン空中撮影を行い、様々な条件を変えながら自動飛行や手動飛行を実施して写真測量用画像を取得する実験を実施した。
  • 2023年5月 - 2023年5月
    古代山城に関する研究の一環として、1999年に発見された史書に見えない山城・阿志岐山城の踏査(圓徳寺→第1水門→第2水門→第3水門)を佐賀市文化財課の三代俊幸氏とともに実施した。第1・第2地点の列石、阿志岐山城の特徴である前面に出っ張った基底石の確認を行い、第3水門については写真測量画像を撮影した。
  • 2023年5月 - 2023年5月
    遺物や地形等についての3D点群データ処理に用いるフリーソフトCloudCompareの基本的な操作方法、活用方法を学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#40「イチからはじめるCloudCompare」(講師:野口淳氏)を録画視聴した。
  • 2023年5月 - 2023年5月
    博物館による所蔵文化財活用の実践、教育現場との連携の実践について学ぶため、九州歴史資料館が主催する教員向けオンライン研修会「文化財とICTを活用した授業づくり」を受講した。
  • 2023年4月 - 2023年4月
    文化財としての保存が課題となっている戦争関係遺跡・響灘沈艦護岸(軍艦防波堤。福岡県北九州市)の3Dスキャン測量実験に先立って踏査を実施し、劣化の進行状況の確認および実験方法の検討等をおこなった。
  • 2023年4月 - 2023年4月
    戦国期から織豊期にかけての城郭構造の変遷に関し注目すべき発掘調査結果が出ている大阪府大東市・四条畷市に所在する飯盛城跡に関する最新情報を学ぶため、YouTube配信されている飯盛城跡国史跡指定記念アクロス歴史文化カレッジ2021第5回「飯盛城跡の全貌」(講師:中井均氏)、第6回「飯盛城跡の調査2」(講師:村上始氏)を視聴した。
  • 2023年4月 - 2023年4月
    戦国期から織豊期にかけての城郭構造の変遷に関し注目すべき発掘調査結果が出ている大阪府大東市・四条畷市に所在する飯盛城跡に関する最新情報、および今後の保存・活動事業について学ぶため、大東市立総合文化センター(大阪府大東市)で実施された国史跡指定・三好長慶生誕500周年記念シンポジウム『国史跡飯盛城跡-歴史的価値と今後の活用を語る-』(YouTube配信)を視聴した。基調報告「飯盛城跡の調査成果」(講師:李聖子氏)、講演1「飯盛城の城郭史上における位置付け」(講師:中井均氏)、 講演2「飯盛城主と下剋上」(講師:天野忠幸氏)、講演3「飯盛城の歴史的位置-「天下」の首都-」(講師:仁木宏氏)を視聴した後、岡田賢氏をコーディネーターとし、中井氏、天野氏、仁木氏、内田和伸氏、村上始氏、李氏をパネラーとする討論を視聴した。
  • 2023年4月 - 2023年4月
    3Dデータで文化財・史跡等々を記録として残していく事業に用いる、スマホ3Dスキャンやフォトグラメトリ等に関する基本および最新情報を学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#39「iPhone3Dスキャン パーフェクトガイド2023」(講師:岩間輝氏)を録画視聴した。
  • 2023年4月 - 2023年4月
    古代山城・帯隈山神籠石の遺構周辺地域における放置竹林・竹害の進行状況について、予備調査を実施した(名古屋大学未来材料・システム研究所システム創成部門・林希一郎氏、佐世保高専基幹教育科・大浦龍二氏との共同調査)。
  • 2023年3月 - 2023年3月
    令和5年度に始まる改修工事により失われる佐世保高専青雲寮A棟の外観を、ドローン空中撮影によって取得した写真測量画像をもとに3Dモデルで保存する実験を行っている。(大浦龍二氏との共同実験)
  • 2023年3月 - 2023年3月
    科研費等を用いて進めている、戦争遺跡・近代化遺産等の歴史文化観光資源としての活用法を学ぶため、また歴史文化観光資源の価値高度化を図る事業の一環として、長崎県佐世保市の弓張公園・但馬岳公園に所在する戦争遺跡(旧佐世保海軍警備隊田島岳高射砲台跡、同電探跡、同指揮所跡、同砲座跡、同弾薬庫跡、旧佐世保海軍警備隊田島岳空戦指揮所跡)の踏査を実施した。
  • 2023年3月 - 2023年3月
    文化財の諸方面での活用をしやすくするためのデータ整理・管理のあり方や、それを基盤とする文化財活用のあり方や課題、今後の展望等について学ぶため、考古形態測定学研究会主催でオンライン開催された、考古学・文化財のためのデータサイエンス・サロンonline#38「文化財データベース・デジタルアーカイブの実践2 埋蔵文化財データの情報基盤 福岡市埋蔵文化財センターの事例」を動画視聴した。埋蔵文化財資料管理システムの概要と埋蔵文化財センター資料活用の概要についての講師・板倉有大氏の講演、福岡市博物館での資料活用の事例などを聴き、その後の野口淳氏を司会とする討論の様子を視聴した。
  • 2023年3月 - 2023年3月
    特別講演「デジタル化第3世代の情報考古学」(講師:野口淳氏)ほか、テーマ「情報考古学と調査研究技術」に関する6本の研究発表を聴いた。また、テーマ「考古学情報の今と未来」に関する4本の研究発表、テーマ「3D技術と可視化・記録・活用」に関する6本の研究発表、テーマ「情報考古学的調査研究」に関する4本の研究発表につき、研究資料を通読し、チャットでの議論を視聴した。