2013年
両面テープトラップによるリンゴハマキクロバ幼虫のリンゴ園における発生時期の把握
北日本病虫研報
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 64
- 号
- 64
- 開始ページ
- 196
- 終了ページ
- 199
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 北日本病害虫研究会
リンゴハマキクロバIlliberis pruniは殺虫剤が散布されていない放任園などで発生し,春に展開を始めた芽や新葉を激しく加害する。本種は年1化性で,体長6mmほどの幼虫で越冬し,春に芽や新葉を加害した幼虫は6月下旬から7月前半に羽化し,幼虫のふ化は7月中下旬から8月上旬に認められる。リンゴハマキクロバはかつては重要害虫であったが,現在では殺虫剤による防除が適切に行われている園地で発生することはない。しかしながら殺虫剤の散布を極端に削減する防除体系を継続した場合,本種の被害が発生する可能性がある。このことから,本種の発生時期を解明にすることは効率的な防除のためにも有益と考えられる。筆者らは2004年から殺虫剤無散布りんご園において両面テープを使ってナシマルカイガラムシDiaspidiotus perniciosus歩行幼虫の発生調査を行ってきたが,7月下旬にリンゴハマキクロバ幼虫が捕獲されることを観察した。このことから,今回,本種幼虫の発生時期を簡易に把握するため,両面テープにおけるリンゴハマキクロバ幼虫の捕獲時期を調査した。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120005861364
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00052373
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/025163262
- URL
- http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010870899 本文へのリンクあり
- ID情報
-
- ISSN : 0368-623X
- CiNii Articles ID : 120005861364
- CiNii Books ID : AN00052373