2014年9月
当科における腹腔鏡下手術の現況
新潟産科婦人科学会会誌
- 巻
- 109
- 号
- 2
- 開始ページ
- 90
- 終了ページ
- 94
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟産科婦人科学会
2011年4月〜2014年2月に婦人科良性疾患に対して腹腔鏡下手術が行われた症例数と開腹手術が行われた症例数を年度別に集計し、腹腔鏡下手術が全手術に占める割合を算出するとともに、腹腔鏡下手術群と開腹手術群で「手術時間」「出血量」「術後1日目のCRP」「手術合併症」などを比較検討した。結果、腹腔鏡下手術が占める割合は、2011年度が61%、2012年度56%、2013年度69%であった。開腹手術施行群との比較では「出血量」「CRP」が低値であったが、腹腔鏡下手術での合併症発生率は全国平均に比べて少し高かったことから、今後さらなる技術向上を図る必要があると考えられた。
- ID情報
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- ISSN : 2186-6244
- 医中誌Web ID : 2015087122