2005年 - 2005年
中脳-脳幹-黒質系による動機付け,誤差信号,報酬による眼球運動の修飾機構
文部科学省 科学研究費補助金(特定領域研究)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,600,000円
- (直接経費)
- 3,600,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
中脳黒質,腹側被蓋野ドーパミン細胞(DAcell)は報酬で条件付けされたcueや報酬に対してphasicなバースト応答をすることによって大脳基底核などに報酬予測誤差を送り,強化学習におけるシナプス可塑性を制御していると考えられている.DAcellにおいて報酬予測誤差がどうやって計算されるかということは強化学習機構を解明する上で最も重要な問題の一つであり,本研究によりその問題にアプローチした.DAcellはドーパミン放出によるシナプス可塑性の制御という形で強化学習に重要な役割を果たしており,さまざまな部位から興奮性,抑制性入力を受けているが,それぞれの入力信号の性質が明らかにされていないために,いまだに報酬予測誤差の計算過程がわかっていない.さらに、DAcellに対して興奮性入力がなければDAcellはバースト応答をすることが困難であるため,特にDAcellに対する興奮性入力の重要性が浮かび上かってくる.脚橋被蓋核(PPTN)は脳幹のもっとも主要なアセチルコリン性細胞の核であ
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