2012年3月
3.11が日本のポピュラー音楽シーンに与えた影響
研究紀要
- 巻
- 46
- 号
- 0
- 開始ページ
- 115
- 終了ページ
- 126
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 国立音楽大学
ポピュラー音楽は、音楽産業という文化産業がつくりだす商品として消費されている。しかし、2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本のポピュラー音楽シーンにさまざまな影響をもたらすことになった。平穏な日常生活のなかでは自明のものだったポピュラー音楽シーンにおける規範-音楽産業がつくりだす商品としてのポピュラー音楽の消費-は、3.11によって改めて問い直されることになったのだ。3.11が発生してから半年が経過したポピュラー音楽シーンは、3.11以前と比べて、何かが変わったのだろうか?あるいは、何も変わっていないのだろうか?本稿では、時間の経過-3.11以前、3.11発生直後、そして3.11以降-とともに変化を見せてきた日本のポピュラー音楽シーンについて検証しながら、自明のものとなっていたポピュラー音楽シーンの規範について考察する。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009005343
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00066006
- ID情報
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- ISSN : 0288-5492
- CiNii Articles ID : 110009005343
- CiNii Books ID : AN00066006