MISC

2006年8月25日

イヌの骨髄由来樹状細胞の効率的な誘導(臨床病理学)

The journal of veterinary medical science
  • 礒谷 真弓
  • ,
  • 勝間 健介
  • ,
  • 田村 恭一
  • ,
  • 山田 美里
  • ,
  • 八木原 紘子
  • ,
  • 呰上 大吾
  • ,
  • 小野 憲一郎
  • ,
  • 鷲巣 月美
  • ,
  • 盆子原 誠

68
8
開始ページ
809
終了ページ
814
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1292/jvms.68.809
出版者・発行元
社団法人日本獣医学会

樹状細胞は強力な抗原提示能を有する事から,免疫療法においてきわめて重要な細胞と考えられる.我々はネコ組み換えgranulocyte-macrophage colony-stimulating factor(GM-CSF)およびイヌ組み換えinterleukin-4(IL-4)を用いて,イヌ骨髄樹状細胞の効率的な誘導法を確立しその性状を解析した.骨髄細胞をGM-CSFおよびIL-4の存在下で培養する事により,樹状形態を呈しMHC class IIおよびCD11cを表出する樹状細胞が,骨髄約0.5mlから1-9×10^6個誘導された.これらの樹状細胞はヒトおよびマウスと同様にリポポリサッカライドの刺激によりMHC class II, B7-1およびB7-2の発現が増加し,また貪食能および飲作用により取り込んだ蛋白のプロセッシング能を有していた.さらにこの樹状細胞はリンパ球混合反応においてマクロファージと比較して,はるかに強いアロT細胞活性化を示した.これらの結果から,イヌの骨髄より効率的に樹状細胞が誘導できる事が明らかとなり,また誘導した樹状細胞は抗原の捕捉,処理,さらにT細胞反応を誘起する能力を有していると考えられた.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1292/jvms.68.809
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004814817
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000006180602