2018年4月 - 2021年3月
啓蒙主義時代から19世紀前半までのフランスにおける建築図面・図表の思想史的意義
文部科学省 科学研究費補助金(基盤C) 基盤研究(C)
本研究計画における問い「啓蒙主義時代から19世紀前半に至る時代のフランスを中心とする建築図面における、「類型学」と「イメージを読むこと」の思想史的意義」は、二つのサブテーマから構成されている。サブテーマ1「建築の類型学と図的表現」と、サブテーマ2「思考手段・媒体としてのイメージ」である。2021年度は、引き続きサブテーマ1と2を有機的に結びつけることを意識しつつ、研究を進めた。
具体的には、以下の作業を実施した。一次文献(フランス語原典資料)のうち、特に研究の柱となる「建築の歴史的な比較と類型化」にまつわる部分の抽出と読解を行なった。同時に、二次文献(先行研究、理論的な参考文献)により、同時代の思想の状況把握と、「発見法的(ヒューリスティック)な行為としての、人間と図像とのインタラクティヴな関係」を分析するための理論・方法論の整理を行なった。
また、学術研究業績にカウントできるものではないが、研究の段階で得たアイディアを論文や単著へとまとめる前段階として、また社会へのアウトリーチの目的で、同人誌『同時代』(矢内原伊作、宇佐見英治らにより1948年創刊)の姉妹誌『黒の会手帖』に、以下の論考を掲載した。「いま、身体はどこに?」『黒の会手帖』第13号、2021年7月;「文学散歩というテクスト」『黒の会手帖』第14号、2021年11月;「文学散歩というテクスト(2)」『黒の会手帖』第15号、2022年1月;「ロスト・アンド・ファウンド」『黒の会手帖』第16号、2022年4月。
また、所属機関の教育振興支援助成の一環として、「都市表象」。「テクストと/の中の都市」をテーマとしたイベントや刊行物の編集も実施した。これらは、本研究課題と関連するテーマ(建築と都市の図的表現、テクストのなかの建築空間)を敷衍しつつ、市民社会へのアウトリーチと所属機関の学生教育の二つの目的に資するものである。
具体的には、以下の作業を実施した。一次文献(フランス語原典資料)のうち、特に研究の柱となる「建築の歴史的な比較と類型化」にまつわる部分の抽出と読解を行なった。同時に、二次文献(先行研究、理論的な参考文献)により、同時代の思想の状況把握と、「発見法的(ヒューリスティック)な行為としての、人間と図像とのインタラクティヴな関係」を分析するための理論・方法論の整理を行なった。
また、学術研究業績にカウントできるものではないが、研究の段階で得たアイディアを論文や単著へとまとめる前段階として、また社会へのアウトリーチの目的で、同人誌『同時代』(矢内原伊作、宇佐見英治らにより1948年創刊)の姉妹誌『黒の会手帖』に、以下の論考を掲載した。「いま、身体はどこに?」『黒の会手帖』第13号、2021年7月;「文学散歩というテクスト」『黒の会手帖』第14号、2021年11月;「文学散歩というテクスト(2)」『黒の会手帖』第15号、2022年1月;「ロスト・アンド・ファウンド」『黒の会手帖』第16号、2022年4月。
また、所属機関の教育振興支援助成の一環として、「都市表象」。「テクストと/の中の都市」をテーマとしたイベントや刊行物の編集も実施した。これらは、本研究課題と関連するテーマ(建築と都市の図的表現、テクストのなかの建築空間)を敷衍しつつ、市民社会へのアウトリーチと所属機関の学生教育の二つの目的に資するものである。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K00108
- 体系的課題番号 : JP18K00108
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
5-
和洋女子大学紀要 (64) 13-27 2023年3月28日 査読有り筆頭著者
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和洋女子大学紀要 62 13-24 2021年3月 査読有り筆頭著者
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和洋女子大学紀要 (61) 35-48 2020年3月 査読有り筆頭著者
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立教大学フランス文学 (49) 99-129 2020年3月 招待有り筆頭著者
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現代思想(総特集=磯崎新) 48(3) 178-191 2020年2月 招待有り
MISC
1-
同時代 4(3) 22-27 2021年3月 招待有り筆頭著者
講演・口頭発表等
1-
シンポジウム「テクストを建てる、イメージを歩く」 2020年9月12日