2014年4月 - 2018年3月
リスクから考える電源インフラの評価に関するカリキュラム開発と技術教育への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
より良い未来の電源構成の選択ができる人材育成を行うために,中学校技術分野で,JIS9700等のリスクアセスメント及びリスク低減プロセスの中で,リスク認知・評価及びその低減を考える授業実践を行った。その結果,中学生等は,リスクについて被害の程度は認識しているが発生確率は意識しておらず,便益を感じていないリスクを避ける傾向が見られた。リスクアセスメントを考慮した授業では,リスクの意味や低減方法の考え方を理解した生徒が増加した。例えば2030年の電源構成を検討させる授業では,リスク情報を提示した場合,国が予想する原子力発電の導入割合との差が縮小し,2050年では低GHG排出電源の導入割合が増加した。
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- 課題番号 : 26285201
- 体系的課題番号 : JP26285201