2020年4月 - 2023年3月
発育期審美系女子スポーツ選手における骨量増加と食事パターンの関連
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では、発育期審美系女子スポーツ選手を対象に、骨量の増加に関連する食事パターンを明らかにすることを目的としている。2021年度は、発育期審美系女子スポーツ選手において、①望ましい栄養素摂取と関連する食事パターンを検討し、②骨量増加を評価するためのフォローアップデータの収集を行った。
①の検討については、2020年度に回答を得たデータを用いた。食事パターンを評価する方法として、食事バランスガイドに基づいたスコア(JFGスコア)、Nutrient Rich Food Index 9.3(NRF9.3)、Healty Eating Index-2015(HEI-2015)の3つのスコアを利用した。食事摂取基準の指標を基準とし、各栄養素について望ましい摂取が出来ている者の割合を推定し、スコアとの関連を検討した。その結果、他の2つのスコアと比べてNRF9.3のスコアと望ましい栄養素摂取とにより強い関連が観察された。特に、JFGスコアではスコアが低い者と比べて高い者で、望ましい栄養素摂取をしている者の割合がほとんど変わらないことが示された。
②の骨量増加評価のためのフォローアップ調査は2021年度中に完了予定であったが、新型コロナ感染症の拡大の影響により対象運動部の活動時間が制限されていた影響により、ベースライン調査を行った運動部の内の一部での実施にとどまった。今後は、フォローアップ調査が実施できていない対象者に2022年度前半に調査を実施し、収集したデータをもとに解析を進める。
①の検討については、2020年度に回答を得たデータを用いた。食事パターンを評価する方法として、食事バランスガイドに基づいたスコア(JFGスコア)、Nutrient Rich Food Index 9.3(NRF9.3)、Healty Eating Index-2015(HEI-2015)の3つのスコアを利用した。食事摂取基準の指標を基準とし、各栄養素について望ましい摂取が出来ている者の割合を推定し、スコアとの関連を検討した。その結果、他の2つのスコアと比べてNRF9.3のスコアと望ましい栄養素摂取とにより強い関連が観察された。特に、JFGスコアではスコアが低い者と比べて高い者で、望ましい栄養素摂取をしている者の割合がほとんど変わらないことが示された。
②の骨量増加評価のためのフォローアップ調査は2021年度中に完了予定であったが、新型コロナ感染症の拡大の影響により対象運動部の活動時間が制限されていた影響により、ベースライン調査を行った運動部の内の一部での実施にとどまった。今後は、フォローアップ調査が実施できていない対象者に2022年度前半に調査を実施し、収集したデータをもとに解析を進める。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K19728
- 体系的課題番号 : JP20K19728