論文

査読有り
2015年8月

高速実験炉JOYOにおける自然循環試験の解析

Proceedings of 16th International Topical Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics (NURETH-16) (USB Flash Drive)
  • 鍋島 邦彦
  • ,
  • 堂田 哲広
  • ,
  • 大島 宏之
  • ,
  • 森 健郎
  • ,
  • 大平 博昭
  • ,
  • 岩崎 隆*

開始ページ
1041
終了ページ
1049
記述言語
英語
掲載種別

安全性の観点から、ナトリウム冷却高速炉において、自然循環による崩壊熱除去は、最も重要な機能のひとつである。高速炉の炉心冷却は、循環ポンプによる強制対流ではなく、冷却材の温度差による自然循環冷却が可能なように設計される。一方で、低流量である自然循環時のプラント挙動を正確に把握するのは困難である。ここでは、高速実験炉JOYOで行われた自然循環試験のデータを用いて、プラント動特性解析コードSuper-COPDの妥当性確認を行った。4つの空気冷却器を含めたほとんど全ての機器をモデル化し、かつ炉心内の全集合体をモデル化して、自然循環時のシミュレーションを行った結果、100MWからのスクラム後から自然循環状態に移行するまでのプラント挙動を適切にシミュレーションできることが明らかになった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5052741

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