MISC

2010年11月

原子力機構-東海タンデム加速器の現状

第23回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集
  • 石崎 暢洋
  • 石井 哲朗
  • 阿部 信市
  • 花島 進
  • 長 明彦
  • 田山 豪一
  • 松田 誠
  • 仲野谷 孝充
  • 株本 裕史
  • 中村 暢彦
  • 沓掛 健一
  • 乙川 義憲
  • 遊津 拓洋
  • 月橋 芳廣
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開始ページ
13
終了ページ
16
記述言語
日本語
掲載種別

2009年度のタンデム加速器の運転,整備及び利用状況について報告する。加速器の運転時間は約3600時間で例年より少ないが、これは年2回の定期整備以外にタンク開放を要する不具合が4回発生したためである。利用されたイオン種は20元素(25核種)で、多い順にH, O, C, Xe, Ni, N, Li, Arなどであり、ターミナルイオン源からCO$_{2}$の加速試験も実施した。利用分野は、核物理,核化学,材料・物性,加速器開発などであった。カラムのショーティングロッドのナイロン製接続ネジが破断し、タンク外へ取り出せなくなる不具合が発生した。圧空ジャッキによるロッドの抜き差しの際に過大な力が加わり破断に至ったものと推定された。ロッドの接続部で放電や引っかかりが起こらない改良型ロッドを製作中である。電磁石のトラブルとして、12月にコイルの内部に微少な水漏れが発生し磁場が不安定になる現象が起きた。現在片側のコイルのみで運転中であり、新しいコイルを製作中である。また、別の電磁石電源で使用している水冷シャントの銅管にピンホールによる水漏れが発生した。これは冷却不要のDCCTに置き換えた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5025924

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